内容説明
そのタワマンは今すぐ売りなさい!
以前からタワーマンションには多くのリスクがあることが指摘されていましたが、コロナショックを皮切りに、「富と成功の象徴」が「将来的なお荷物」になる可能性が次々に浮き彫りになっています。
本書ではタワーマンションの7つのリスクについて解説し、居住者・投資家の嘆きの声や、経済サイクルからの予想では2022年が現実的だと言われるタワーマンション暴落の可能性、そして今後、価格はどこまで落ちるのか? を、バブル崩壊、リーマンショックの例から予想。さらには、今後、不動産がどうなっていくのかを読み解きます。
(2020年12月発行作品)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
だまし売りNo
32
タワーマンションがお荷物になる。不動産は負動産である。2022/11/05
mazda
11
人口減少社会において、果たして大枚はたいて住宅を購入する価値がそもそもあるのかが疑わしいと思っていますが、さらにタワマンになると、住人の数の多さによる合意形成の難しさがあり、容易に修繕することすらままなりません。また、地震や大雨によって起こる停電によるエレベータ停止、水道停止で生活が成り立たない現実を見ると、生活空間として考えにくいように思います。節税効果も薄くなり、資産価値そのもので評価しようとしたときに、需要と供給の関係で今度どうなっていくのか疑問に思う部分があります。2022/10/05
akane
8
とても他人事とは思えず何度も震え上がるような危機感をもって読み終えた。タワマンの最上階ってどんな景色が見られるんだろうナなんてお花畑の思いは吹き飛んでしまう。私自身空き家率の高い地域に住んでるだけに、高層ビルが廃屋になるかもとか、想像するだに恐ろしい。マイホームや投資目的に限らず、固定資産税のより負担のかかる上階を所有していたら、ふつうなら自身の健康年齢だけ案じていればいいけれど、不動産の経年劣化も不安の種、時の速さのプレッシャーは相当なものだろう。ある意味1階と最上階とで相対性理論のパロディが作れそう。2022/10/23
kikupika
5
タワマンに限らず、不動産に限らず、資産と投資の問題は大変だ。武蔵小杉のタワマン浸水被害も記憶に新しいが、世の中の動きや税制、相続、自分が何を求めているか、で各々選択は変わってくる。まあねー、不動産ってお高い買い物だから情報収集して検討しすぎることはないって感じだよね…。しかしタワマンってステイタスではあるけど、ずっと暮らすにはあんまり魅力的ではないってみんな思ってるんじゃないのかなあ。2021/10/14
読書家さん#yc6sfo
1
タワマンのデメリットについて調べたいため読んだ。主なデメリットとしては、維持費が高い、地上まで時間がかかる等。建設費が高騰しており割高感があるのは理解できた。 ただ、2023年時点でマンションは高騰を続けておりこれから下落が始まるのか疑問。 途中のコラムが面白かった。2023/08/24