角川新書<br> 破壊戦 新冷戦時代の秘密工作

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角川新書
破壊戦 新冷戦時代の秘密工作

  • 著者名:古川英治【著者】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • KADOKAWA(2020/12発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784040823751

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内容説明

(章立て)
第一章 工作員たちの「濡れ仕事」
第二章 ロシアのプレーブック
第三章 黒いカネの奔流
第四章 デマ拡散部隊の暗躍
第五章 プロパガンダの論理
第六章 サイバー攻撃の現場
第七章 コロナ後の世界

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スプリント

7
大衆を扇動できるという点で核攻撃よりもサイバー攻撃の方が長く広範囲に相手国にダメージを与えることができますね。 追跡されなければどこが仕掛けたのかもわからないのも核攻撃よりも優れている点だと思います。2021/10/30

Marcel Proust

6
著者の徹底した取材力に感服する。ロシアによる民主主義国への情報かく乱工作は、我々の想像以上のものだ。この本をロシアのエージェントである佐藤優の「インテリジェンス漫談」「スパイごっこ漫談」を真に受けている人に一読を勧めたい。佐藤優はプーチンと旧KGBのプロパガンダをバラ撒いているだけの男だ。国際社会に堂々と嘘を吐き、自国から民主主義と言論の自由を絞め殺している男がプーチンの真の実像なのだ。2023/08/22

無重力蜜柑

6
サイバー部隊や犯罪組織を用いたロシアの非正規戦=ハイブリッド戦争に関するルポルタージュ。特にオリガルヒや国営企業によるマネーロンダリングや欧米極右勢力支援、デマメディアによるプロパガンダ戦等にページが割かれている。ルポというのは初めて読んだが、出所を隠さねばならない「筋」による情報や断片的なニュースから「真実」を推測し、強引な突撃取材で得た証言を自分の納得のいくように解釈してツギハギしているようにしか見えなかった。この分野のついては最近は学者の書いた本が色々出ているし、わざわざこれを読む必要はないかな。2021/11/15

つっきー

5
おっそろしーけどめちゃくちゃ面白かった!買収・デマ拡散・サイバー攻撃といった「ダーク・パワー」の展開、主にロシアの話。標的は個人にも及んでいる、とすると、こういう話は知っとくのと知らないのでは大きな差があると思う。2021/06/17

KIBA

3
日経新聞モスクワ特派員だった筆者が足を使って取材したロシアの情報戦についてのルポ。プーチンに近いオルガルヒの黒い金の動き、ネット上で世論工作するトロール(荒らし)を追いかける。16年1月にドイツで起きた「リサ事件」17年「マクロン大統領の同性愛者説」ロシアのプロパガンダによるによる論理はトランプ大統領、ポピュリズム指導者の危うい言動で自由社会を蝕んでいく。中国がロシアをまねて情報工作戦をやって力をつけロシアを取り込みヨーロッパを切り崩していくことが最悪のシナリオ。2022/08/18

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