朝日文庫<br> 20の短編小説

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朝日文庫
20の短編小説

  • ISBN:9784022648020

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内容説明

テーマは「20」という数字。原稿用紙20枚という制約の中で、朝井リョウ、阿部和重、伊坂幸太郎、井上荒野、江國香織、円城塔、恩田陸、川上弘美、木皿泉、桐野夏生、白石一文、津村記久子、羽田圭介、原田マハ、樋口毅宏、藤井太洋、宮内悠介、森見登美彦、山内マリコ、山本文緒の20人の人気作家が綴った20の短編を集めたアンソロジー。小説という表現方法の可能性を突き詰めた文芸ファン必読の一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

❁かな❁

166
人気作家20名が20をテーマに原稿用紙20枚で綴った短編集♪メンバーが豪華過ぎ‼︎それぞれの作家さんのカラーが出ていてバラエティ豊かで大満足★7名の方は未読の作家さん。お気に入りは伊坂さんの既読の「if」。2回目でも最高♡他に原田マハさんの「ブリオッシュのある静物」、朝井リョウくんの「清水課長の二十線」も好み♬江國さん、川上弘美さん、山内マリコさん、森見さんも持ち味が色濃く出てました*初読みの木皿泉さんも良かったです!羽田圭介さん、宮内悠介さんも初でしたが読みやすく、津村さんも個性的で面白かったです♪2017/04/15

KAZOO

165
20という数字に関するアンソロジーです。20人の比較的いきのいい作家が読ませてくれます。ひとによって好みは結構あると思われます。わたしなどは伊坂さん、円城さん、恩田さん、原田さん、森見さんなどはやはりうまいと思います。反面あまりという作家さんもいらっしゃいます。まあでもこれだけ集めてあるのはお得ですね。2016/03/09

りゅう☆

91
20人の錚々たる作家による20に纏わる短編集。??やここで終わり?っていうのもアリなのは仕方ないかな。いい上司だと気付かされた『清水課長の二重線/朝井リョウ』。あの時、もしこうしてれば…ラストに安堵『if/伊坂幸太郎』。不思議な電車での奇妙な体験に、ま、そういうこともあるわな『蒸籠を買った日/江國香織』。扱いにくいらしいあたしの感性は素敵だよ『20/川上弘美』。40年前の祈りに後悔したけど新たな祈りで心穏やか『20光年先の神様/木皿泉』。「人生には正解はない」に納得『いま二十歳の貴女たちへ/白石一文』。→2019/05/31

ひさか

91
小説トリッパー2015年夏季号掲載の20編の短編に加筆修正し、2016年1月朝日文庫から刊行。原稿用紙20枚という制約の中で、書かれた文庫オリジナルのアンソロジー。藤井太洋さんのヴァンテアンが秀逸。「世界中のバイオ特許を全て無効にしてやる」というのが楽しい。2016/06/03

syaori

71
20人の作家による「20」をテーマにした20の短編集。一口に「20」と言っても、20年や20本から、20の観光名所や20種のアミノ酸、ヴァン・ダインの二十則まで書き手によって様々なアイデアがあって、単純なテーマだけに「20」の選択に作家性が出るなと感じながら楽しみました。人生の「楽しいと楽しくないがとろとろになってまざっている」面を掬い取った川上弘美の『20』がとても好き。そのほか、互いに倦怠した男女のやりとりを皮肉におかしく描いた桐野夏生の『マダガスカル・バナナフランベを20本』も印象に残りました。2023/11/06

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