下手くそやけどなんとか生きてるねん。 薬物・アルコール依存症からのリカバリー

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下手くそやけどなんとか生きてるねん。 薬物・アルコール依存症からのリカバリー

  • 著者名:渡邊洋次郎【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • (株)現代書館(2020/10発売)
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  • ISBN:9784768458716

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内容説明

精神科病院入退院、48回。刑務所、3年服役。「施設太郎」だった私の、生き直し(リカバリー)の道。

中学生のときに不良グループから強制的にシンナーを吸わされ、鑑別所、少年院へ。18歳でホストになったことをきっかけに酒に溺れ、アルコール依存症等で精神病院への入退院は48回。30歳で窃盗などで刑務所にも3年間服役。末期がんの父親の最期にも立ち会わず仲間と薬物にふけり、家族とも断絶。出所後、「リカバリハウスいちご」とつながり、ピアカウンセリングや就労支援を受け、10年以上をかけて少しずつ回復。現在は、同団体員として働いている。当事者の立場から、社会や医療・回復支援の問題点を指摘。

【著者】
渡邊洋次郎
1975年、大阪府生まれ。介護福祉士。
10代から鑑別所入所、少年院入院を繰り返す。20歳からアルコール依存症等で精神科病院へ48回入院。30歳からの刑務所服役後、自助グループへつながり、回復の道を歩み始める。現在、依存症回復支援施設で職員として働きながら、啓蒙活動や海外の自助グループとの交流を行っている。

目次

第1部 ある依存症者の生き様――リカバリー、それは「生きる」ことへの根源的な問い掛け
第1章 生きづらさを非行で表現していた幼少期~思春期
第2章 アルコールに溺れ、精神科・刑務所を入退院、自傷を繰り返した青年期
第3章 リカバリハウスいちごとの出会い
第4章 ピアサポートとは

第2部 依存症からの回復のために必要なこと――当事者として、支援者として、社会に向けての提言
第1章 依存症者としての自分自身を振り返って
第2章 依存症者としての経験から支援を考える
第3章 依存症者として生きる私からの社会への提言

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Koji Takahashi

13
《洋次郎さんの生きざまに学ぶ》  第一部は、洋次郎さんの幼いころから現在に至るドキュメンタリー。映像が無いにもかかわらず、身体の痛み、心の苦しさが伝わってくる。身体が冷たくなり、脈拍が大きく聞こえ、光を感じなくなる。洋次郎さんはこのような感覚を何十年も抱えてきたのだろう。「知る」ことはできても「共感」するにはあまりに大量のエネルギーだ、とても受け止めきれない。 ぜひ社会派の映画監督の目に留まり、映像化され多くの人に感じてもらえることを願っています。  て一緒に成長できる、そんな支援者でありたいです。 2021/05/25

カッパ

13
表紙は直筆だろうと思うだいぶ思いがこもっているように感じました。シンナー中毒からアルコール依存にもなり、警察にもお世話になった著者。刑務所に入ったからこその気りか確かに下手くそかもしれないけど。前に進んでいる感じがする。もがいてもがいてつかんだことには力があるのだと思う。リカバリーは自分の人生を生き治すことだと思う。誰かに助けてもらうときもあっていいけどひとりですくっとたててあるける日を目指したい。2020/01/30

れい

6
【中央図書館】結局、何が苦しかったのかははっきりとは書かれていなかったけど、人との繋がりを信じきれない辛さだったのかなぁと想像する。回復の転機になったのは、やっぱり刑務所でのカウンセリングじゃないかと思う。やっぱり、すごい。勉強嫌いとは言うが、誤字や脱字もなく文章は秀でている。遠回りされたのかもしれないけど、やっと自分の本来の姿を取り戻したのかなぁと感じた。ただ、母親の立場になって読むと、非常に辛くなる。2021/02/20

CD

3
シンナーと酒におぼれて学校にも行かず仕事もせず精神病院に入り、人生めちゃくちゃな人間が、自分の人生を見つめなおし、本を書くところまでなったという・・・。30代で気づけたのはよかったのかな・・・2022/10/09

乱読家 護る会支持!

3
著者の渡邊さんはアルコールと薬物の依存症当事者。 今はそれらのリカバリーハウスで、スタッフとして働かれています。 子どもの頃から、大人たちや家族、友人たちに理解してもらえず、自傷行為とシンナー、アルコールへの依存の日々。刑務所の長い独房生活の中で、精神科医、カウンセラーの助言もあり、自分自身と向き合う事を始められてから、渡邊さんのリカバリーは始まっていかれたようです。 誰もが皆、何かに依存したくなる時もあり、時には依存の中にいる時もあり、、、、時々、自分自身と向き合う時間が必要だと思いました。。。2020/02/24

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