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内容説明
最後の巨大バブル崩壊後の世界は、
未曾有の恐慌か、資本主義の終わりか?
『ネット株の心理学』『リフレはヤバい』などのベストセラーを著した、
異能の経済学者による衝撃の未来予測
●すでに膨らみ始めたコロナショックバブル
●ゼロリスク志向が財政破綻を加速させる
●日銀は「新次元の金融政策」に踏み切るべき
●新たなバブルをつくり出せない「本当の危機」
●不要不急の消費による「成長モデル」の限界
東洋経済オンラインの人気著者による書き下ろし、緊急出版!
目次
プロローグ バブルがつくった経済成長、壊した経済成長
第1章 バブル・アフターバブルの30年
第2章 コロナショックは史上最大級の危機か
第3章 すべての価格はバブルである
第4章 日銀が行うべきは「新次元の金融政策」
第5章 「安心」神話が財政を破綻させる
第6章 「アフターコロナ」の資本主義
あとがきに代えて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とも
82
バブルの歴史を整理してあり面白かった。 バブル後の今後の世界の予測も一つの見方として参考になった。 経済の不確実さもよくわかった。 違う意見も勉強していきたい。 2021/10/19
R
39
コロナはきっかけに過ぎず、バブルを繰り返すという資本主義のあり方の限界がやってきている。警鐘を叩き壊す勢いで鳴らしているというか、もう凄い怒っている文章だった。バブルを繰り返し、その埋め合わせの手法がそろそろ尽きてくるということと、それに気付いているのに繰り返す世界経済の無策に対しての憤りが凄まじい。揺り戻しや、再構築によって、また、手仕事や自給自足的な小規模経済が咲いて機会なのかわからんが、怒りすぎてて暴言なのか建設的なのかわからない論調に読んで疲れた。2021/05/10
アベシ
28
先ず、小幡績という人を誤解していたと思った。朝生での発言や、著書”リフレはやばい”から反アベノミクス、反リフレの人という理解でした。この本はいろんなことを想起させてくれた。本書の中で、著者は”私はコロナよりも政治に、人間の欲望と感情にうんざりだ。”と語っています。そして、行動経済学は"人間は合理的な経済主体である”という誤った前提を正し、新しい人間行動モデルに基づく新しい経済社会感を提示する。と言っています。もっとずっとスケールの大きいひとでした。そう、I・アシモフの一連のロボットものを想起したのです。 2021/09/25
さきん
27
経済活動する以上、バブルにつながるは当たり前。自給自足賛美の下りは、新古典派が大好きなロビンソンクルーソーたとえ話の香りが。要は、神の見えざる手とか自由放任に惹かれるタイプ。日本はインフレが起きにくく、その中で財政出動することが資源の浪費とのことでMMT批判のようだが、普通に需要過多になればインフレになるんじゃないかということと資源の浪費ってどういうことって思ってしまう。今は需要が消費税増税や長年の緊縮財政で棄損されているから単に需要を国土強靭化や地域振興、次世代育成のために国債発行しましょうということ。2021/09/25
おおにし
21
頭が良い人が機関銃トークしたのをそのまま本にした感じで、推敲が十分できておらずとても読みにくい。メモをとりながらじっくり読んで小幡さんの言いたいことがだいぶ分かってきた。資本主義とはバブルそのもので、バブルは長期、中期、短期の3種類。現在は冷戦終結からの中期バブル期でコロナショック短期バブル状態にある。コロナ対策の大規模財政出動により金融市場も実体経済もまもなく崩壊し、1990年から続いた中期バブルも終わり、世界は経済停滞期に入ると著者は予想。国民の不安解消のために金を刷ってバラまく政策はもう後がないか?2021/09/10