新☆ハヤカワ・SF・シリーズ<br> メアリ・ジキルとマッド・サイエンティストの娘たち

個数:1
紙書籍版価格
¥2,530
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

新☆ハヤカワ・SF・シリーズ
メアリ・ジキルとマッド・サイエンティストの娘たち

  • 著者名:シオドラゴス【著】/鈴木潤・他【訳】
  • 価格 ¥2,530(本体¥2,300)
  • 早川書房(2020/07発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 690pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784153350489

ファイル: /

内容説明

ヴィクトリア朝、ロンドン。父に続いて母を亡くした令嬢メアリ・ジキルは、母が「ハイド」という名前の人物に毎月送金をしていたことを知る。ハイドというのは殺人容疑で追われているあの不気味な男のことだろうか? メアリは名探偵シャーロック・ホームズと相棒ワトソンの力を借りて探り始めるが、背後にはさらなる巨大な謎があった。メアリのもとに集うのは、ハイドの娘、ラパチーニの娘、モロー博士の娘、フランケンシュタインの娘といった“モンスター娘”たち。彼女たちは力をあわせ、謎を解き明かすことができるのか? さまざまな古典名作を下敷きに、一癖も二癖もある令嬢たちの冒険を描くローカス賞受賞作。解説/北原尚彦

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

91
彼女たちの元ネタを知っているだけにシスターフッドを形成する様が心躍るくらい、楽しかった!偶に入るツッコミのわちゃわちゃ感がガールズトークっぽい。特に家政担当のプール婦人と後に合流するアリスのキャラも良いのだ。それにしても19世紀英国の女性が独立できない社会状況にやきもきする。錬金術協会やその脱退組も女性に対して碌でもねぇ事するし!そしてジュスティーヌがフランケンシュタインの怪物、アダムに花嫁として所有物扱いされる場面はもやもやします。でもハイドの娘のシャーロック・ホームズへのこき下ろしぶりは結構、痛快。2020/10/18

sin

89
ジキルとハイド・ラパチーニ・モロー・フランケンシュタイン…マッド・サイエンティストの娘たち!モンスターズプリキュア(笑)&ホームズと云うオールスターが共闘して秘密結社に挑む!それだけでも魅力的なキャラがそこから導きだされた個性でより輝いて活躍し、物語の構成としても随所に映像で云う処のオーディオコメンテーターが入った造りがなおさらキャラを引き立てる。次はヴァンヘルシングの娘…期待マックスです。2020/09/01

Panzer Leader

88
ジキル博士などのマッドサイエンティストの娘たちがヴィクトリア朝のロンドンで猟奇殺人事件と秘密結社の謎をホームズ&ワトソンと共に追うって設定だけでもう面白さは保証されたようなもの。肩肘張らず楽しく読めたし、「リーグ・オブ・レジェンド」やアベンジャーズみたいに映画化されたらもっと楽しそう。次作以降も乞期待(早川さん、頼みますよ)2021/06/10

MICK KICHI

85
ビクトリア朝時代のモンスター娘達がホームズの力を借りて冒険活劇を繰り広げる。頗る面白い作品。しかも、三部作になると言う。楽しみなシリーズになりそう。ジキル&ハイド、フランケンシュタイン、モローの島等、から設定を借りて、創造主の非道な行為によって誕生させられた<娘>達が、その背景を明かしながら、ロンドンに集う。今作のテーマは切り裂きジャックをメインに置きながら、背後に潜む謎の組織、<錬金術協会>の正体に立ち向かう、彼女達のチーム<アテナ・クラブ>の結成までを描いている。主人公達のキャラ立ちが秀逸で魅力的。2020/08/20

猿吉君

76
モンスター娘3部作1作目、個性豊かなキャラがしゃべりまくってさてこれから始まるぞというところで終わった印象です。①面白い事は面白いのですがまだキャラの魅力を発揮しきれていないような。②ホームズとその仲間達がかなり活躍するのでそっち系の人も読んで損なし。③クライマックスはちと拍子抜け。④モローとフランケンの手術ってどうやるのか知りたくなります。点数70/100→初めての作品との事でちょっと習作っぽい、そこを我慢するなら楽しめる作品です。続編読みます。2023/05/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/15603253
  • ご注意事項