角川新書<br> 人が集まる街、逃げる街

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角川新書
人が集まる街、逃げる街

  • 著者名:牧野知弘【著者】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • KADOKAWA(2020/07発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784040823645

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内容説明

郊外>都心 逆転の鍵は防災&防疫にあり!!
●タワマンは現代版ニュータウン ――30年後を想像できるか?
●「分譲逃げ切り」型ビジネスの崩壊
●「脱通勤」で重視される昼間の住環境
《不動産分析の第一人者が徹底解明》

あなたが知っている人気の街の「常識」はもう古い!
●昼間人口が夜間人口を上回る! なぜ、多摩ニュータウンは生まれ変わりつつあるのか?
●水害に弱い武蔵小杉よりも、災害に強い台地をウリに、「職住近接」の住環境で印西が人気になる!?
●「それ、どこ?」の野々市(石川県)が、自力で人口5万人を達成し、市に「昇格」したワケ
●医療介護サービスの充実化で、「住」を求めるお年寄りと、「職」を求める若者を呼ぶ、超高齢化を逆手にとった周防大島のチャレンジ 他

【本書の内容】
都心から郊外へ人気は回帰した。近年の災害で脆弱性を露呈したタワーマンション群に、新型コロナ禍で「通勤」の概念が崩れ、価値が低下した「都心」。
その一方、郊外が好調だ。未来の「郊外タウン」立川に、「成長管理」型の開発が行われるユーカリが丘、「新しい下町」像の清澄白河など、新しい試みが生まれている。
不動産開発の専門家が人々を惹きつける街の魅力、その要因を解き明かす!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤

41
タイトルに惹かれて手にとった1冊。本書は、日本中の魅力ある街、課題の残る街について『週刊東洋経済』に2年半にわたって連載されたものの中から抜粋の上、再編集したもの。居心地のいい街として支持される街もあれば、交通の利便性は良くても住むという観点からは魅力がなくそっぽをむかれる街もある。コロナ禍で、通勤やインバウンドのもたらす変化の影響が大きく、今後、様々な尺度から街を評価されるようになり、街間格差は広がっていくだろう。季節ごとに住む街を変えてみるというのもおもしろいかも。2020/08/22

ちくわ

26
何故あの街は人が集まっているのか?何故さびれていくのか?具体的な市を取り上げて、その原因を掘り下げていきます。自分の身近な街の取り組みを発見する楽しさもあります。広く浅くといった感じなので一つ一つには物足りなさもあります。(☆2)2020/08/30

大先生

12
どんな街でも、いずれ高齢化と空き家の増加が問題となることが分かります。今は寂れつつある各地のニュータウンだって当時は大人気で人が集まる街だったわけですから…。急激に出生率を上げられない以上、問題解決・緩和には、やっぱり移民しかないんじゃないですかね。他国が移民問題で大変なことになっているのは認識しているつもりですが、お互いに理解する努力をして仲良く住めばいいじゃないですかね(発想が幼稚?笑)。外国人が来てくれるうちが「ハナ」かと…。脱線しました(苦笑)。それにしても自分の知らない街が多いこと…2021/08/10

たか

5
東京、大阪に偏らず約100ヶ所紹介されていますがもうちょっと絞り込んでもよかったかも。自宅周辺では夢洲、にしきた、伊丹が取り上げられていました。2022/03/10

Koki Miyachi

5
不動産開発の経験豊かな筆者が、街の浮沈を評価する。シビアだが非常に興味深い。自分の評価と比較する面白さ、知らない街を知ることもできる。この本からの学びは、街は生きているということ。新陳代謝を繰り返している街は生き延び、それがない街には未来がない。特に昭和に数多く開発されたニュータウンは、狭いレンジの世代が一挙に入居、子は家を出て戻らず、住人は一挙に高齢化してしまう。こうした現象が日本国内、同時多発的に発生している。持続可能性をどう考えるか、それがこれからの街づくりのキーワードなのだ。2021/01/22

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