日本人と動物の歴史

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日本人と動物の歴史

  • 著者名:實吉達郎
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • カンゼン(2020/06発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784862555601

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内容説明

この国の歩みにはいつも動物たちがいた
日本人と動物の特別な関係
古典・伝承・事件から読み解く、動物愛の軌跡


はるか神話の時代から現代に至るまで、日本人の歩みは動物たちとともにあった!
少年時代からさまざまな動物に魅了され、動物にまつわる伝承、生態の研究に心血を注いできた動物研究家・實吉達郎氏が綴る、動物たちが主役の日本史。
古代・鎌倉・江戸・明治以降のそれぞれの時代において、人と動物の関係性がどのように変化していったのか。歴史上の古典、伝承、事件などからその変遷を紐解く。


【目次】
巻頭カラー口絵日本人と動物
犬と日本人/猫と日本人/馬と日本人/鳥と日本人
蛇と日本人/龍と日本人/狸と日本人/河童と日本人

■第一章神話とともにはじまった「日本」古代~平安時代
神話とともにはじまった「日本」
Tレックスより強かった? 太古のクジラとその仲間たち
日本神話の大怪物・ヤマタノオロチの正体とは
「因幡の白ウサギ」の驚くべき正体とは
猛禽類が人の子供をさらう話は本当か
不吉の象徴か、神の使いか?三本足の八咫烏…など

■第二章人と動物のパートナー化が進んだ時代鎌倉時代~室町時代
人と動物のパートナー化が進んだ時代
雁の動きで敵を察した? 元祖ヒーロー武将、源義家
数多くの伝説、逸話が残る謎の大怪物・鵺って何者?
軍功以上に価値がある? 猪退治で名を挙げた男たち
日本初の軍用犬として主人を支えた名犬・犬獅子
歴史に多くの記録が残るカエルたちの大戦争…など

■第三章京都から江戸へ、文化の中心が大移動した時代江戸時代
京都から江戸へ、文化の中心が大移動した時代
和尚の父は犬? 犬にまつわる奇譚
江戸時代の三大馬術名人を記した『寛永三馬術』
巨大ザル? マントヒヒ? 日本に残る「狒々」の伝説
日本各地に残る謎の「雷獣」伝説
『忠臣蔵』にまつわるキツネの話…など

■第四章日本、そして動物たちにとっての大転換期の到来明治時代以降
日本、そして動物たちにとっての大転換期の到来
動物愛好家としても知られた明治天皇
ニホンオオカミは本当に絶滅したのか
江戸~明治の流行をリードしていたコウモリ
神事から公営競技へ、近代競馬の起こり
昭和の東京を震撼させた「黒ヒョウ脱走事件」…など

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ポメ子

5
古事記からハチ公まで、日本史における動物と人間の関わり合いが堪能できた。 伝説では、有名なのかもしれないが、歴史としては、初めて知る武将などの記述もあり、楽しめた。最後のニホンオオカミの諸説も興味深い。2020/07/16

うみ

3
楽しい。著者の語り口にページが進む。2020/07/04

アンゴ

2
★★☆☆☆ 講釈師の様な語り口で動物絡みの雑多な寓話を並べた毒にも薬にもならないエッセイ。講談的に真偽織り交ぜており、気晴らしの軽い読み物としてならともかく、歴史を探求しておらず、表題と内容が合っていない。さしずめブログ記事の様な内容。適切な引用の手続きを踏んでおらず、事実と解釈、自分の主観と他人の見解の境界も曖昧。羅列した参考文献も、文献に値しない残念なものを含み、推測だが孫引きしている嫌いあり。研究者名乗る者が「動物の歴史」というなら、もう少し論理的文章を期待する。2023/10/14

hi

0
ちょっと思ってたんと違った。動物より日本史の話が多くて肩透かし。2022/10/17

ガジュマル

0
日本人と動物の歴史。神話とか空想の動物の話は難しいのも多いけど、犬、猫、馬とか身近な動物の歴史は興味部秋物がある。ニホンオオカミの話も面白かった。2020/08/21

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