日本のおいしいみかんの秘密 - 農業6次産業化による奇跡の復活

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日本のおいしいみかんの秘密 - 農業6次産業化による奇跡の復活

  • 著者名:秋竹新吾
  • 価格 ¥1,400(本体¥1,273)
  • PHP研究所(2020/04発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569845357

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内容説明

自分たちで作って、自分たちで加工して、自分たちで売るという農業の「六次産業化」に成功し、農林水産大臣賞を受賞。また、ICTやデータを活用したスマート農業に取り組み、現在では、売上十億円を超えるまでに成長した。クォリティーの高い商品を作ったのはいいが、売上が伸び悩む。これが、六次産業化に取り組む農家の最大の難関だが、それを悪戦苦闘しながら、見事に乗り越えた奇跡の感動物語。開発したみかんジュースは、大手百貨店のバイヤーや一流ホテルのシェフなど食通のプロから絶賛をうけた。ところが、高額のため百貨店、スーパーではまったく売れなかった。ところがある日、高速道路のサービスエリアで試飲販売したところ大型観光バスが到着するたびに、観光客に飛ぶように売れた。大切な人に差し上げるギフトであれば、美味しければ高くても売れる。そして、東京の有楽町にある和歌山県のアンテナショップで、月間売上ランキング第一位に輝く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いちろく

24
美味しいみかんについて書かれている本、と思っていたら違った。著者の自叙伝とも受け取れる、とあるみかん農家の歴史と六次産業化への内容。既視感があると思ったら、NHKのサラメシでも取り上げられた企業でした。果物は昔は高価だったと聞いていたけれど、普通のみかん10キロで当時の大学生のバイト一日分相当の価値があったとは驚く。そこからのみかん価格暴落、二次産業、三次産業化への取り組みの流れは読み応えがあった。特に、成功譚よりも失敗談が多く、反省談や改善談は業界を問わないな、と。2020/07/07

Lagavulin

3
いい話。日本中いい素材はたくさんありそう。活かすのが大変。2023/05/25

ぱんぷきん

1
冒頭で書かれている通り六次産業化に成功した数少ない成功例の一つ。元々有田みかんが優れていたという前提はあるものの、リスク分散のためのハウス栽培に始まり、みかんジュースの製造、陳皮の製造販売とその時々で不安定な農業経営を安定させるための判断をしてきたことと、みかんの良さを余すことなく伝えようとする著者たちの心意気が伝わってくる。55歳の社長就任は高齢だが、他者のアドバイスに反発することなく素直に受け入れて試行錯誤を繰り返したことが成功の要因だと思う。これからの農業を考えるうえでも参考になる1冊ではないか。2023/10/07

みかん

1
6次産業化の見本のような本。2021/08/08

おふみ

1
最近6次産業化がブームとなっているが、なんの目的もなしに6次産業化するのはあまり意味がないのだな、と感じさせる本だった。また、農家が作ったものを自分で売るのはマーケティングも勉強する必要があり、家族経営で6次産業化するのは時間がなくて難しいのではないかと感じた。私もこの美味しいみかんジュースを1回飲んでみたいです。2020/12/28

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