えげつない! 寄生生物

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えげつない! 寄生生物

  • 著者名:成田聡子【著】
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 新潮社(2020/03発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784103531517

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内容説明

泳げないカマキリを入水自殺させるハリガネムシ。ゴキブリを奴隷化して監禁、卵を産み付けて孵化まで守らせるエメラルドゴキブリバチ。アリを半死のゾンビにし、絶命の場所・時間まで操るカビ……自然界で生存戦略のため、自分よりも大きな生き物を洗脳する術を身に付けた恐るべき寄生者たち!! お前ら、そこまでやるのか!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

36
楽しいイラスト、こっわ~い犠牲者の物語、補足説明…という流れがわかりやすくてとっても面白いです。寄生バチの生態にはもう驚くしかありません。なあにこのゾンビたちの寄生相手への過保護っぷり…!早速Youtubeもチェック。ワクワクしっぱなしでしたが、家族の反応はいまいち。ちぇっ。2022/05/12

えっくん

34
★★★★☆以前、目黒寄生虫館を見学し、目にした光景と同じく、寄生生物たちの「えげつなさ」に衝撃を受けました。ハリガネムシがカマキリに寄生して水辺に誘うのは有名ですが、他にも残虐極まりないやり口で宿主をマインドコントロールする生き物たちの多いこと…。アリの巣に潜り込み女王アリとすり替わって働きアリたちを奴隷化するサムライアリ、ゴキブリの神経中枢を麻痺させ思うがまま操るハチ、植物でありながら依存性のある蜜を提供してアリを虜にするアカシア。こんな知恵や能力をどうやって身に着けたのか…生き物の神秘は不思議です。2020/09/04

アナーキー靴下

30
寄生生物を楽しく紹介してくれる本。登場するのは12種(章としては16章)で、それぞれ漫画チックなイラスト1ページ、当事者視点の不吉なショートストーリー、生態の解説、を組み合わせた構成。知っていた生物ばかりだったが、寄生方法や成長過程をわかりやすく、順を追って解説してくれるものを読んだのは初めてだったので、ゾワゾワしながら夢中で読んでしまった。イラストが時々すごくツボ。エメラルドゴキブリバチの「亡骸を突き破る!/Hello world!/し~ん」とか。最後の狂犬病は後味が悪い。あと急に人類批判挟む唐突さ。2020/11/22

じゅん

19
生態系の神秘性を味わえました。イラストとストーリーが秀逸で、よりイメージを湧かせてくれます。カッコウは既知でしたが、カマキリを入水自殺させるハリガネムシ、ゴキブリを奴隷化するハチ、カニをメス化させるフクロムシ、他国の女王殺す国盗りサムライアリ、テントウムシの脳細胞を破壊し体中を食い荒らさすハチ、そして人類も影響を受けるトキソプラズマや狂犬病ウイルス等々、新型コロナウイルスが大したことないと思えるほど、強烈な寄生生物が登場します。エネルギー換算?すると地球にとってはゴキブリ以上の害をなすのはヒトらしい。2021/04/18

ペカソ・チャルマンチャイ

14
なぜか、えげつない寄生生物の話が大好きなので、この本はたまりません。イラストと、ちょっとしたストーリーがいい塩梅です。一般向けの寄生生物本のベストではないでしょうか。しかし、なぜこのようなことができるのか、生物の不思議は奥深くて面白い。2020/10/25

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