内容説明
緩和ケア専門医師が語る人生の「困難」と「悲しみ」への立ち向かい方。
誰しも終わりがやってくるから生を見つめることができ、全ての手を尽くしたときできることは祈ることなんだ。
数多くの「人生の終わり」を見届けてきた現役緩和ケア専門医師が自身の経験をもとに、贈る心震える渾身のメッセージを届ける。
●毎日何気ない「ありがとう」を口にする。
●心の平穏を保つには、まず姿勢を保つことから。
●日常の中に神様を想う時間を添える。
●難関に向かう時の「不動心」の持ち方。
●悲しい出来事があっても、前向きに物事を捉える方法。
●逆境を乗り越えるには。
●一人ひとりの良き資質は埋もれやすいが、その根本は、その人その人の心の在り方です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
大先生
7
緩和ケア医である著者が、「祈り」の重要性を説く内容です。著者は幼い頃から祈る習慣があったそうですが、昭和生まれくらいまでは皆そうだったような気がします。私も実家にいる頃は神棚を拝み、仏壇も拝むというのが当たり前でした(それにもかかわらず、罰当たりな大人に成長してしまったという説も…?苦笑)。ところで、緩和ケアは、「傾聴」が大切というお話も出てきますが、それは弁護士の世界も同じですね。負け筋の場合、傾聴しつつ、敗訴を受け入れるお手伝いをするしかないですからね(勿論、負け筋は極力和解を目指すと思いますが)2021/01/02