シンプルで合理的な意思決定をするために「ファイナンス」から考える!超入門

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シンプルで合理的な意思決定をするために「ファイナンス」から考える!超入門

  • 著者名:梅澤真由美【著】
  • 価格 ¥2,112(本体¥1,920)
  • かんき出版(2020/01発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 570pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784761274689

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内容説明

ファイナンスというと、日本では企業価値や資金調達の方法である「コーポレートファイナンス」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。しかし、実はファイナンスは、外資系企業や海外では、すでに一般のビジネスパーソンにとって身近なもの、意思決定のときのツールとしてあらゆる部門で利用されています。
何かを起案するとき、どの部門であってもファイナンス部門の助けを借りながら案を金額化し、それを上司や経営者に提示して、意思決定がなされるという流れになっているのです。営業職や企画、マーケティング、間接部門や研究職、あらゆる職種の人が使いこなせる、シンプルで汎用性のある未来をよく変える意思決定のツールがファイナンスなのです。

本書は、従来あった、ファイナンスについての知識を専門的に掘り下げて学ぶものではありません。専門家以外のビジネスパーソンが、ファイナンスの考え方を身につけて、仕事や人生のあらゆる意思決定のために使う本です。
たとえば、部下から出てきた提案を判断する、新しい事業を考えたり、設備投資を決める、人材を採用する、得先との取引条件を決める。プライベートでも、マイホーム購入をどうするか、どの保険に加入するかを意思決定するときにも使えます。
ファイナンスから考えれば、勘や経験や他社事例といった曖昧なものに頼らず、判断にかかる時間も減り、正しい意思決定に導いてくれる可能性が高くなるのです。

本書の構成は、ウォーミングアップとして、まず会計とファイナンスの違いを頭に入れていただきます。次からは、ファイナンスを「使って考えること」に焦点を当て、実際の意思決定の4つのステップに沿って解説しました。
「コストをあぶり出し」→「時間のズレをとらえ」→「差を比較して」意思決定の精度を上げ、最後に「分解して」意思決定した内容を円滑に実行できるようにします。
そして最後の章では、「実践!ファイナンスの使い方」、これら4つの要諦を意思決定でどのように使うのか、6つ事例から説明しました。

ファイナンスは、仕事と人生でよりよい未来を築く「数字で考える技術」です。
会計の知識もまだおぼつかないという人でも、PL程度は読めるけどBSになるとちょっと……という人でも大丈夫。
ぜひ、本書で「使えるファイナンス」のスキルを身につけてください。仕事は円滑に進み、より大きな目標を達成し、人生と仕事を今まで以上に楽しむことができるようになるはずです。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ireadertj

6
ファイナンスを専門とする人には入門書としてもちょっと違うかも。でも、それ以外の人でファイナンス的な思考のエッセンスを得るにはちょうどよい本だったと思う。 自分もそこまで新しいものは得られなかったけど、ところどころに参考にエッセンスや、自分の思考での改めての言語化に役に立った。2020/02/20

カルシュ

3
機会コストとは選らばなかったために失った利益をコストと捉える。埋没コストとは過去に支払った取り返すことのできないコスト。共に対極関係にある。埋没コストは一度投資したために取り返すという感情が働き将来的多大なコストがかかってくる。初期の段階で費用を控えること重要。やめるという決断も必要だ。企業活動はもちろん生活活動でも十分に気を付けたい。固定費より変動費のほうが変化に対応できる。コストや収益は時間で換算して実質的に考える。2020/04/07

殿一気

1
内容としては、管理会計の基礎的な部分かもしれないが、例示や説明の仕方及び不要な部分(本書の目的に照らして不要と著者が判断した部分)の排除が非常に適切で、読みやすかった。KPIの設定を「自分ごとになる」と表現していたのは、かなり腹落ちでした。2021/03/08

aquatales

0
ビジネスパーソンが日常的に直面する意思決定はファイナンスの考えに基づくことが多いし、より良い判断をするために活用すべし、という内容。専門部署の担当でなけれは、管理会計とファイナンスの分野を意識することはあまりなく、収益管理といった漠然とした概念で遂行しているだけ。ファイナンスは、財務部門が主導する専門的で複雑なものというイメージから、非常に身近なものとして感じることができた。人件費が最大のコストとなるサービス業におり、表面的でなく機会コストに換算するスキル、考え方は必須、当たり前に実践したい。

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