内容説明
「また怒らせてしまった」「信用を失った」「苦手意識が抜けない」――人間関係には数多くの地雷がある。恐ろしいのは、現代社会の地雷は増殖し、動き回る性質も持つことだ。それを避けるための相手との距離の取り方、意見や反論の仕方とは。最悪の事態を避けるための「良い謝罪」とは。警察、弁護士との正しい接し方は。巨大企業から芸能人まで実際の事件の分析も交えながら、危機管理のコンサルタントが突破術を指南する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おいしゃん
36
企業相手にリスクコンサルティングをする著者による、リスクを避ける生き方指南。身近な人間関係などを例に取りわかりやすいのだが、読み終えて著者が同い年と知り、なんだか複雑な気分…。2021/10/11
aloha0307
31
社会生活する上で人間関係を遮断することはできませんが、満足のいく関係を構築している人は少ないのではなかろうか(育った環境 相性 好き嫌いetc.ゆえ)@本書 人間関係は「ある」ものではなく、「デザインする」(本書を読むに決して無機質なものではない)ものと提唱する。だから、廊下ですれ違っても挨拶せず、不機嫌・不自然な表情の会社同僚はほっとくしかないと納得。己は人懐っこくて相手の懐に入ってゆける との考えは少し要反省のようだ。”髪切ったの?”は昭和の時代はマストだったけど、現代はセクハラにもなり得るのですから2020/08/09
kawa
28
トラブルが起きてしまったときに重宝か。一読で身につくことは当然無理なのだが、この本が書棚にあれば力強い味方になってもらえるかも知れない。その為には、シーン別チャート図みたいなものでまとめてあれば更に便利だ。2023/07/21
冬木楼 fuyukirou
20
生きていくためにはどうしたって他者とかかわる必要がある。普通は人間関係を良好に保つにはどうしたらいいか?を考えがちだけど、これは「地雷」を踏まないようにするのはどうしたらよいか?をテーマにした本。 人間関係はその人との距離感を観察して「デザインするもの」の言になるほどと思った。 それと「やらかした」時の謝罪の仕方について、謝罪の言葉(言い方)が例として記載されてたのが参考になった。自分も時には「やらかす」ので、謝罪の言い方は知っておくととても助かるし、ありがたい。2020/12/26
はるわか
20
人間関係は「ある」ものではなく「デザインする」もの。人間関係構築に必要な5つの能力①開始能力(有効な手土産=情報を)、②デザイン能力(距離感の観察)、③維持能力(ギブアンドテイク、シチュエーション)、④修復能力(止血と傷口の洗浄)、⑤収束能力(そもそも人間関係は常に変化するものだと肝に銘じる)。要注意人物を見分ける❶言うことに一貫性がない、❷違和感のある言動が多い、❸他者の尊厳を重んじない、❹権利のサイクルを回す(誰のおかげだと…等)、❺向上心を失っている。2020/02/10
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