パレスチナを生きる

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パレスチナを生きる

  • 著者名:渡辺丘【著者】
  • 価格 ¥1,699(本体¥1,545)
  • 朝日新聞出版(2019/11発売)
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  • ポイント 450pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784022516275

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内容説明

宗教、民族、ナショナリティー等が複雑に絡み合うパレスチナ。「壁」の向こう側で生きる人びとは、どんな人たちで、どんな暮らしをしているのか。朝日新聞記者が足掛け4年にわたり現地取材。世界の縮図であるこの地の「今」に切り込む。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

DEE

13
著者は朝日新聞のエルサレム元支局長。知ってたら読まなかったかも。 エルサレムはトランプ大統領がイスラエルの首都と明言しちゃったことで、さらなる悲劇を生み出してしまった。パレスチナへの補助金を節約したいアメリカとしては終わったことにしたいし、イスラエルとは仲良くしたいのだろうけど、何一つ終わっていないのが現実。 良くも悪くも新聞記者の書く文章だなと思う。八方よしというかとんがった部分がない。読みやすいけどだんだん飽きてきて記憶にもあまり残らない。「ぼくの村は壁で囲まれた」の方が最初の一冊としてはいいと思う。2020/04/09

まると

12
「大事件が起きた時は関心が集まるが、瞬間風速的ですぐに忘れ去られてしまう」。そんなパレスチナ報道の根源的な問題に誠実に向き合い、使命感を持って苦境に立つ人たちの声を拾い集め、一冊にまとめたというだけでも意義があり、敬意を表したいと思う。ガザ地区には進学意欲の高い若い人たち(どの写真もナチュラルな笑顔が印象的です)が多く、イスラエル側にも「共存の村」があり、自国の政策を批判して難民らを支援する人たちが少なからずいることも知ることができて希望を感じました。2020/03/07

まさきち

4
実は私の最初の大学のゼミは中東政治史。パレスチナ問題については細くとも読んでいこうと思っている。 その時代はオスロ合意がなされ、明るい雰囲気があったと記憶している。ラビン首相暗殺後壁と入植が拡大し絶望に生きることになっているとは。 遠い国のことでも、関心を寄せ続けるつもりだ。2021/06/13

しおり

1
占領されるってこういうことなんだと思った。教科書が変えられ土地をユダヤ人に奪われ税金を払ってるのにゴミ収集されないなどサービスを受けられないナクバを教えない。水資源が奪われる。 突然壁がつくられユダヤ人だけでなくパレスチナ人同士の行き来ができなくなり、農地も奪われ仕事をなくしイスラエルの下請け仕事しかできなくなる。 何度も平和的暴力的抗議やデモ抵抗を繰り返してきたパレスチナの人たちのイスラエルへの恨みは相当なもの。2023/12/17

c1006

1
イスラエルパレスチナ問題をもう少し深く知りたいな、と手に取った図書館本。安穏とした環境で、メディアから降り注ぐ「情報」を「ながら聴き」してきた自分。 この本のタイトル通りパレスチナを生きるってどんなに強い意思が必要なことだろうか。パレスチナ(に)生きるではなく、パレスチナ(を)生きるという主体性を感じながらも、それしか仕方がないという過酷な現実。 世界が共存共栄できる平和な世の中なんて絵空事……なのだろうか。 ……だろうな……。2023/11/14

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