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内容説明
「子育ての本当の目的」って、なんだろう?
宿題、定期テスト廃止。固定担任制も撤廃。服装・頭髪検査はおこなわない。
公立中学校とは思えない数々の学校改革で注目を集める
千代田区立麹町中学校の工藤勇一校長が、
子育ての「当たり前」について考えてみたのが本書です。
・友達は多いほうがいいはず。でも、うちの子は友達が少ない……。
・学校には行かなきゃならない。でも、うちの子は不登校になってしまった……。
・親子は仲良くなきゃいけない。でも、親子関係がうまくいっていない……。
・成績が悪かったら、いい学校に行けない。でも、うちの子は授業についていけない……。
多くの親御さんは、日々、さまざまなことに悩みながら
お子さんと向き合っていることでしょう。
でも、きっと大丈夫。
一番大事なことは何かを考えたら、そんなに気にすることじゃないかもしれません。
本書には、麹町中でなくても実践できる、子育ての心構えを詰め込みました。
不安を抱えて育児に奮闘する皆さんの心を、ふわっと軽くする1冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
36
珍しく夫が先に手に取り、じっくり読んでいました。娘とともに色々と考えたり新しいことを学んだりしていますが、自分のやりたいことで社会に貢献しながら楽しく充実した人生を歩んでほしい、ということ以外はあまり要求はない私たち。先生やママ友・パパ友たちと悩みながら手取り足取り進んでいく段階で、同じように悩みつつも子どもたちの生きる力を信じる教育者たちの言葉に勇気づけられる思いです。さあ、まだまだこれから。2021/06/26
ムーミン
36
来年度のスタートに向けて、学校をどう進化させるか。たくさんの不安や葛藤を続けてきたことに、「やっぱり間違っていない」」もっとやれることはある」と、勇気をもらえる一冊でした。やっぱり子どもたちの未来のことを、大人として誠実に考え、動きたいと思いました。2019/12/18
なま
16
★★★★☆子どもの為に定期テストも宿題も担任制までもを廃止した千代田区立麹町中校長の著書。交流のある大阪大空小の元校長「障害がある子もない子も1つの教室で学ぶインクルーシブ教育先駆者」の全ての子どもの学習権を保護する学校作りには感動さえする。読み書きが苦手でも東大先端科学技術センター、林ルミさんのサイト等で方法を見いだす。過剰に特性を意識させず技術を味方につけ子どもの将来を見据える、今日から真似できる方法が具体的。「友達の有無より他者意識の有無」「偽善と偽悪は同じ物では無いか?」多面的に子どもをみつめる。2020/03/20
Naomi
13
字が大きく読みやすい(^-^) 現役の先生が言われることとしては、ちょっと意外な内容もあるかも。“友だちは少なくても大丈夫”“大人の言葉の影響は大きい”共感する内容が多かった。子育てが楽になる人が増えるといいなぁ。2020/01/20
newman
9
担任制を外して教師全員が生徒の担任としたこと、定期テストをやめたことは違うんじゃないかなと思いました。担任制を外すことでいろんな先生に相談できるようになるとも思いましたが、このクラスはこの先生が担当するということがあってもいいのではと思いました。定期テストは、習ったことを確実に記憶に留めるいい機会だと思うしそれをしなければ1年中ダラダラと勉強することになると思えるから。みんなが勉強大好きというわけではないと思うからでもあります。2024/06/27