ズラシ戦略 今の強みを別のマーケットに生かす新しいビジネスの新しいつくりかた

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ズラシ戦略 今の強みを別のマーケットに生かす新しいビジネスの新しいつくりかた

  • ISBN:9784799324745

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内容説明

小さなプロジェクトから、スタートアップ、新規事業まで
すごい覚悟も社運を賭けた投資も不要のうまくいく事業開発のセオリー大公開!


新規事業は、顧客をずらせばうまくいく!
新規事業開発のコツを、著者が手がけた多くのケースとともに伝授

自ら多くの新規事業、IPOを手がける異色のコンサルティングファーム「フィールドマネージメント」代表 並木裕太氏による、
新規事業開発の成功確率を格段に上げるローリスク・ハイリターンのセオリーを、アップル、ナイキ、レッドソックスから、
日本のライザップ、エイベックス、ミクシィ、日本交通などまで、イノベーティブ企業をケースにとって、
「何を」「どこに」「どう」ずらしたのか? 再現性のある形に、やさしく解説。 
さらに、著者自身の会社での成功例と失敗例も、その成功失敗の理由の分析とともに公開。

ありそうでなかった新規事業開発の基本の本!
探していたあなたに救世主の登場です!


既存大企業から中小企業まで、いまや、イノベーションだ!新規事業開発だ!の大合唱ですが、
その割には、案外、やさしくその本質を説く本がありません。
あったとしても、専門的だったり、技術的だったり、経営陣向きだったりして、
新規事業を考えろ!と言われることの多い若手リーダー層には向かない。

だから、本書、「ズラシ戦略」です。
新規事業ではなくて、ズラシ戦略。
もともと持っているものを別に人に売るだけ。

正確に言えば、

「スキル等を含めた自社の本質的なアセット(資産)を見つめ直し、
新たなビジネスを展開して、これまでとは異なる顧客をつかまえること」


その方法が実例を元に書いてある本です!

自分たちの得意技を見つけて他の場所で使うだけだから、成功確率は高い。
小さくあちこちで試してみて、ビシッとハマる場所を探せばいい。
コツは、試し続けること!


つい試したくなる本です。

■著者メッセージ
実際、新規事業というと言葉が重いし、会社として大きな投資を覚悟しないといけないんじゃないかとか、
会社の命運をかけた勝負!とか連想しがちで、そんなことを決定できるのは会社の上層部だけ。
わたしたちには関係ないし、とあきらめてしまう若い人も少なくないでしょう。

だから、「ズラシ戦略」なんです。新規事業じゃなくて、ズラシ戦略。
もともと持っているものを、別の人に売るだけ。

 「ズラシ戦略」は、自分たちの得意技を見つけて、他の場所で使うだけだから成功の確率は高いし、
スモールスケールで試しにあちこちやってみながら、得意技がハマる場所を探せばいい。
すごい覚悟も社運を賭けた投資もいらないわけです。

きっとあなたの会社にも、とてつもない可能性を秘めたスキルや、眠ったままになっている資産はある。
それを活用した新規ビジネスが展開できる。ぜひ読者それぞれに合った形で応用していただければ幸いです。

■目次
第1章 「ズラシ戦略」とは何か? 新規事業は、顧客をずらせばうまくいく!
第2章 ズラシ戦略をケーススタディしてみよう
第3章 ズラシ戦略 実践のためのガイド

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミライ

40
自社の強みを「ズラし」て、他のマーケット領域に生かす手法を解説した一冊。ダイエットの領域で成功したライザップが英語やゴルフの領域に挑戦したり、SNSサイトが主力のmixiがソーシャルゲーム「モンスト」で成功したり、自社のどの強みを生かしてどのような戦略で新規事業に挑んだのかが分解され、わかりやすく説明される。ビジネス以外の領域でも生かせそうな内容で、他にないようなアイデアを考える際にも使える思考法だと思った。2020/08/26

Kentaro

37
ナイキは4兆円近い売上高(2018年)を誇る、言わずと知れた世界最大のスポーツブランドだ。売上高は10年前のおよそ2倍に伸びており、常に革新的な商品・サービスを世に送り出しながら、業界のトップに君臨し続けている。斬新なプロジェクトに次々と打って出るナイキだが、無謀なチャレンジを仕掛けているのではなく、実は巧妙に「ズラシ戦略」を実践している。06年に登場したのが「Nike+」。シューズに入れたセンサーから発信される電波を「iPod」で受信して走行距離や速度などのデータを蓄積するキットでアップルとのコラボだ。2020/07/04

人工知能

5
自社のコアの強さを活用する先をズラすことで勝つ。真の強みは何か?既存の課題×既存の解決策の場合は他産業と比べて優れたスキルやアセット、既存の課題×新規の解決策の場合は自社のスキルやアセットが差別化要因足りうることから考える。新規の課題に関してはどちらかと言うとファーストムーバーであることにより重点が置かれる。フレームワークはシンプルで明快だけど、恐らくそのコアとなる強さを見極めることが肝でかつ難しいポイント。レッドソックスがイベント開催や広告に実は長けている、とかを参考にしっかり考えて見出していく必要あり2020/01/31

yyhhyy

3
コンサルによる様々な企業の強みを生かした新規事業の分析。非常に面白い。モンストはリアルで4人会う(=リアルに会うのがOKなmixiならでは)がキーだったことや、TYOが動画制作内製化に気まぐれなクリエイターの人材派遣で利益率を上げたり、日本交通が同業他社インサイトを生かした同業向け商品を売ったりと、なるほどそういうことか!というツボが抑えられている。2020/08/10

コービー

2
得意なことを別の顧客(場所)に移すというのが『ズラシ戦略』だそうです。本書の手法は企業向けに書かれていますが、個人が何かを始める場合にも活かせる気がします。 色々な事例:◼️レッドソックスは持ち前の管理能力や宣伝力、イベントの開催・運営力などを活かし売上高を爆上げした。その結果、NBAプレイヤーのレブロン・ジェームズの獲得成功にも貢献し、強みを活かした手法を継続できている。『自社を野球の会社と決めつけない』◼️エイベックスは他社のアーティストのライブ運営や音楽以外の大規模イベントを行うように変化した。2020/11/08

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