天夢人<br> オオカミは大神 狼像をめぐる旅

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天夢人
オオカミは大神 狼像をめぐる旅

  • 著者名:青柳健二
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 天夢人(2019/04発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784635821384

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内容説明

ニホンオオカミに対する関心が高まる昨今、各地に残る狼像を追ったフォト・ルポルタージュ。

オオカミに対する関心が高まる昨今、狼信仰の影響を色濃く遺す狼像を求めて、関東はもとより東北、関西など各地を訪ねて写真と文章で表現した渾身のフォト・ルポルタージュ。

各地に遍在する狼像の存在に関心を抱いた「旅する写真家」が、実際に現地を訪ね、徐々に日本人とオオカミ=大神との関わりの深さに目覚めていく体験を、読者は追体験できるだろう。

軽妙な文章と、情緒あふれる多様な狼像の写真でめぐる、失われたニホンオオカミの記憶を掘り起こすユニークな旅の記録となっており、読者が狼像を訪ねるガイドブックとしても役立つ。



1958年、山形県生まれ。写真家。メコン川流域の少数民族、棚田、犬像など、独自の視点で旅を続け、作品を発表し続ける「旅する写真家」。おもな著書に『メコン河』(NTT出版 1995年)、『メコンを流れる』(NTT出版 1996年)、『日本の棚田 百選』(小学館 2002年)、『アジアの棚田 日本の棚田』(平凡社 2004年)、『棚田を歩けば』(福音館書店 2007年)、『全国の犬像をめぐる 全国の忠犬物語45話』(青弓社 2017年)、『犬像をたずね歩く』(青弓社 2018年)などがある。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりお

35
日本各地のお犬様、つまりはオオカミを奉る神社について。写真と解説、オオカミ信仰にまつわる小話など。行ってみたいのは七ツ石神社。最近再建プロジェクトが完成した場所だ。2019/06/09

りー

26
研究系の本ではなく、カメラマンの著者が気の向くままに日本各地の狼信仰、特に狼型の狛犬像を追った写真メインの紀行文のような本で、気楽に楽しめます。やはり秩父は狼信仰の聖地なんだと分かりました。それも、ヤマトタケルと結びついている(三峯神社)。古代の関東には牧が多かったので馬への被害も相当あったと思うのに、畏れはするけれど殺さない絶妙の距離感を感じます。各地の狛犬像はずんぐりむっくりだったり、シュッとシャープだったり、個性豊か。巻頭のお犬さま御札コレクションが格好良くて、思わず欲しくなってしまいました。2021/09/12

めんつゆ

25
タイトルと表紙の通り、狼像をめぐる旅の記録である。個人的には夜道を歩く人をつけ回す妖怪と思われていたが実は…という「送り狼伝説」、「狼石の下は洞窟」「弓を持った侍」「狼像は関東平野に多い」あたりについ反応してしまう。写真も多く、それこそ著者と一緒に旅しているような感覚を味わえるかもしれない。 お天道さまみたいにニッコニコ …とまではいかないかもしれないが彼らを見ているとなんとなく微笑ましい気持ちにもなり得る。私的には白山神社左脇の妙に核心を付いたような眼差しの狼像が印象的。2022/02/23

らむだ

5
日本各地の狼像や狼信仰を追いかけた紀行文。 写真家の著者らしく、豊富な写真資料も載っていて情景も浮かんでくる。 巻頭の狼像と御札の写真が美しい。 また、巻末にしっかり参考文献が示されているので、知識を深めたい方にも優しい。2021/11/30

だんごや

5
著者の青柳さんは写真家なので当然ながら写真が綺麗。つまみ読みするだけでも楽しいです。ビジュアルつきの紀行文としても良し。オオカミ狛犬巡りのガイドブックとしても良し。2019/11/25

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