内容説明
私たちの祖先は人食い人種? ヒトは体毛をいつ失った? なぜ人間だけ老齢期が長い? 身近な疑問から深遠な系統学まで、人類進化の謎とドラマを平易にかつ興味深く説く。アメリカで教鞭を執る韓国系女性人類学者による、韓国ベストセラーとなった古人類学入門。解説収録/長谷川眞理子
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Isamash
38
イ・サンヒ(カリフォルニア大バーサイド校人類学)教授(韓国女性で総合研究大学院大でポスドク)及びサイエンスライターのユン・シンヨン2015年著作の訳本。人類の祖先に関する学問的話題を韓国一般人向けに提供。人類学の一流研究者としては珍しく欧米人でなくアジア人ということで、アジアでの話題も多く親しみを感じた。人類全てはアフリカ起源という説も著者含め異論あることを初めて知る。ただ、脳の発達は二本足歩行の後というのは定説らしい。著者はエピジェネティクスの急速な進歩による獲得形質遺伝の再評価を予感と記し、興味深い。2022/09/07
わたなべよしお
19
とても優れた著作です。エッセイですが、読み通せば、古人類学の最新の知見を概観できます。分かりやすいしね。しかし、多地域進化説が息を吹き返しているなんて知りませんでした。しかも、現生人類とネアンデルタールの交雑が確認されてからというというのですから。しかし、ネアンデルタールの遺伝子って、確か、多くても5%くらいですよね。私は研究者でも何でもありませんが、作者は多地域進化説の信奉者なので個人的には少し割り引いて考えたいところですね。2019/06/11
loanmeadime
18
一般向け科学誌に連載されたエッセイをまとめたそうで、平明な文章で読みやすい一冊でした。人類は二足歩行を始めて脳を大きくできたりと良いこともあるけれど、代わりに腰痛に悩まされ、心臓に負担もかかるようになった、など"進化"は良いことばかりじゃないと指摘します。エピローグで人間の特性を挙げていますが、①二足歩行、②大きな脳、③長寿、まで行き、④農耕・牧畜の開始のところで、筆が止まったと述べます。文明を獲得して人類の進化スピードが上がっている(良いことかどうかは別にして)、というのは面白い話だと思いました。2025/11/26
bluemint
17
面白い。新しい内容をやさしく、興味が切れないよう紹介している。それにしても、この分野は日進月歩で私の知識から二転三転して、ラマルク説まで再評価されそうだ。以前から進化論は細かいところに入り込んで身動きが取れないんじゃないかと危惧していた。ここで述べられているように、化石から採取したDNAの分析でおおきな進化の流れを掴めるようになってきたことは嬉しい。人間の祖先を突き止めるのはあと一歩に思えるが、もどかしい。一筋縄では行かない。失われた北京原人の化石を日本のヤクザが持っているという噂、可能性はあると思う。2020/07/18
DEE
13
類人猿から現生人類への進化の様子を書いた、と最近何度かこのように書き出している気がするな… 韓国の自然人類学者である著者が、あえて時代という順序ではなく出来事主体でエッセイとしてまとめてある。 紛らわしい種の名前が多いのは仕方ないけど、話題として柔らかい感じがして取っつきやすい。 日本のヤクザがいまだ謎に満ちた北京原人の化石を持っているのでは?というエピソード。 ほんとなら面白いけどね。2019/06/03
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