日本経済新聞出版<br> 平成政権史

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日本経済新聞出版
平成政権史

  • 著者名:芹川洋一【著】
  • 価格 ¥1,012(本体¥920)
  • 日経BP(2018/11発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784532263904

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内容説明

まもなく平成が終わろうとしている。
経済の長期低迷、戦争、度重なる大災害……激動の30年間、日本の政治は何をしてきたのか。

長年にわたり取材を経験しているジャーナリストが、自身が当時執筆した記事も織り込みつつ、
歴代内閣の足跡を振り返り、政治の本質に迫る。

私たちが生きた平成という時代は何だったのか、そして、これから日本はどこへ向かうのか。
過去に学び、未来を展望するために必読の一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

90
私は日経の政治関連の記事はほかの大手新聞の記事と比較すると中立的な感じでよく分析していると思っています。その日経記者がこの30年間の政治を10年ごとに分けてふりかって分析しています。冷静な感じで振り返っていて私には好感が持てます。20年前に昔の自民党政治を脱却したのが民主党の失敗によってまた30年前の自民党政治に戻ってしまったということをいっています。御厨さんとの共著も読みたいと思います。2019/02/07

いたろう

62
平成の30年間は、55年体制が続いていたそれ以前の昭和の30年間とは打って変わって、政治的には激動の時代であった。非自民細川連立政権の誕生、自社連立、小泉劇場、民主党政権の誕生と自滅等々、数多くの「事件」があり、現在の安倍長期政権に至るまで、首相が17人も入れ替わっている。その陰で、誰と誰がどんなやり取りをし、どんな駆け引きを行なったのか、本書で初めて知ったことも多々あり、とても興味深い。そして、「〇〇政権とは何だったのか」、各政権をズバズバぶった切る、日経新聞の元政治部長・論説委員長の著者の解説が鋭い。2019/03/09

hatayan

22
日経の記者が平成の30年間の政権を10の断章に分けて振り返るもの。 郵政民営化は表向きで権力闘争が政治の本質と小泉政権を総括するのは政界を長くウォッチしてきた筆者ならではの卓見。 民主党政権は政治主導にこだわりすぎて官僚との関係構築を疎かにしたという指摘。組織を動かすには単に頭の良いだけではダメだということなのでしょう。 現在の第二次安倍政権が、過去の失敗に学んで安定を手に入れた一方、官邸主導を強化した弊害が忖度を生んでいるとの懸念も示します。 日経の政治への見解を示す一冊として参考にできるかと思います。2019/01/18

ほうすう

13
宇野・海部政権から始まり第二次安倍政権までざっくりとした平成の歴代政権についてを描く。その時々の新聞のコラムなども活用しており、時代の空気を感じられる点もよい。 しいて言うなら民主党政権にはいささか辛口な気がしなくもないがそれでも全体的には変に偏っているわけでもなく読みやすい。 ”政権の特色を簡潔にまとめ、平成の政治を大づかみにすることを目指した”と著者があとがきに述べているがズバリその目標は達成できている良書。2021/10/13

モリータ

11
◆2018年刊。著者は日経新聞論説フェロー。編年体での政権史。◆大づかみに政治史を頭に入れるため。バイアスもかかっているだろうが、まずは類書を数冊読んでみないとわからない。自分の興味のありかもだんだん絞られてくると思うが、政権闘争の細かいところや政治制度の変遷にはあまり興味がわかない、というか何のために権力奪取や規制をしているのかを忘れるのは馬鹿馬鹿しいので、政策と社会構造の改革、その実現のための権力奪取というポイントから深めていくのがよいように思っている。2021/01/02

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