内容説明
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お寺めぐりは20代の女性も楽しむ昨今。仏像は本来、どういう意味があるのか――仏像の世界は4つのステージで構成されており、仏さまの役割によって1.如来 2.菩薩 3.明王 4.天に分けられています。たとえば「如来」は真理に目ざめた者、すなわち悟りの境地に達した者。「菩薩」は、真理を求め修行中の段階で、将来、如来になることが約束された者。「明王」は、正しい教えを聞き入れることができないくらい深い煩悩にとらわれた人々を有無を言わせず救済。「天」は、インドの神様が仏教の世界に入ったもので、その効験は1点に特化したものが多く、如来・菩薩・明王を守るガードマンの役割も。お寺めぐりに役立つ1冊!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シフォン
37
仏像は、大きく4種「如来」「菩薩」「明王」「天」のピラミッド構造であることは知っていたが、如来によって4大グループに分かれていること、見分け方もわかった。明王や天の役割にはそーだったのか。薬師如来はよく見かけるし、三尊像や十二神将を従えていたりするのは、昔から人々は身体安全、災難除去への願いが強いからだったのではないかと想像できる。七福神が仏教以外のメンバーも含まれる不思議なグループとは驚きだった。ヒンドゥー教に由来する仏像も多く、時代によっても異なることから仏像は奥が深いと感じた。2023/01/03
えっくん
33
★★★★★ほとんど仏像に関する知識はゼロに等しい状態でしたが、全く身構えることもなく読了することができ、仏像の入門書としては最適な本だと思います。「如来、菩薩、明王、天」に大別される仏像の種類や特徴、印相と呼ばれる仏像の手の形が意味するハンドサインなど分かり易く解説されていました。仏像を見るポイントや中尊(如来)と脇侍(菩薩)のユニットの配置などが少し見えてきたので、今後のお寺巡りも一層楽しめそうです。仏像用語には難解なものがまだまだたくさんあるので、これを機にまた理解を深めていければと思います。2018/10/28
Nat
32
図書館本。イラスト中心だが、説明が詳しくて仏像のことがよくわかる。お寺に行くときに持っていくと、仏像を理解できるだろうなあ。購入しようか迷い中。2022/11/25
m
4
さらっと読めて分かりやすい。こういった類の本は何冊か読んだが、その中でも本書は綺麗にまとまっていると思う。美術館や博物館で展示されている仏像は魂が抜かれているとは知らなかった。比較表が便利で良い。2018/10/28
maishilo
1
図が多くてわかりやすいしおもしろかった これからお寺に行くの楽しくなりそう2023/04/01