文春e-book<br> マンモスを再生せよ ハーバード大学遺伝子研究チームの挑戦

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マンモスを再生せよ ハーバード大学遺伝子研究チームの挑戦

  • ISBN:9784163908793

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内容説明

◎生命の常識を覆す衝撃のノンフィクション◎

ヒトゲノム計画の発案や「次世代シーケンサー」の開発など、
遺伝子革命を牽引し続けてきた天才、ジョージ・チャーチ教授。
ハーバード大学にある彼の研究室には世界中から若き知性が集まり、
日夜、生物学を一変させるような研究を進めている。
そんなチャーチ教授のもとにかかってきた一本の電話と、
「氷河期パーク」を夢見る孤高のロシア人研究者との出会いによって、
マンモス復興プロジェクトが始動。そして四人の若者が集められた。
サンプル採取、DNA分析、遺伝子操作……。
ペイパル創業者ピーター・ティールも巻き込みながら、
研究チームは最先端の科学を総動員し、
「頭脳ゲーム」のような難題に次々と挑んでいく。
すべては三〇〇〇年前に絶滅した“命”をよみがえらせるために――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

145
朝日新聞の書評で興味を持ち、図書館に予約して読みました。着実に進歩しているものの、ハーバード大学の頭脳で最新の研究をしても、マンモスを再生するには、後数十年かかるようです。今世紀半ば位に再生してくれないと、マンモス同様、私が滅亡してしまいます(笑)2018/09/16

春風

26
チャーチ研究室による、マンモス遺伝子を最近縁種のアジアゾウのゲノムに挿入し、アジアゾウをマンモスにするというバイオのトレンド技術を駆使して行われている研究を、小説風に再現している。ただ研究者が困惑したり驚くポイントはそこかという胡散臭さはどうも拭えない。また訳者はバイオ分野の専門家ではないようで、誤訳に近いタームが散見され度々混乱した。再生後のマンモスの腸内細菌叢やエピジェネティックな或いは非コードDNAのマンモス遺伝子との協調性はどうなるだろうか。ただ仔の誕生がバイオ分野の裾野を広げることは間違いない。2018/08/13

スプリント

12
マンモスの再生を目指す遺伝子研究チームの奮闘記です。リアルなジュラシックパークです。才能を持った研究者を集めてチームを形成していく下りが熱いです。2018/08/20

11
ハーバードの遺伝子ラボが目的とするのは、マンモスのクローンを作ることではない。マンモスの特徴を持ち、生態系に好影響を及ぼす何かを創造することだ。実話を基にしたストーリーで、プロジェクトに関わる人々と実現に向けての手順をスリリングに紹介してゆく。その展開から、もっと思索しろ・現実を見ろと迫られている気分だが、倫理は己の信念のうちにある。2019/04/15

マッキー

9
マンモスの遺伝子を持ったゾウをつくる、という試み。今はまだ現実的ではないが、近いうちに達成し得そうなのが興味深かった。2022/01/21

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