創価学会秘史

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創価学会秘史

  • 著者名:高橋篤史【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 講談社(2018/02発売)
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  • ISBN:9784062209571

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内容説明

創価学会が完全に封印し、幻の文書となった会報、機関誌を独自に入手。浮かび上がってきた牧口常三郎、戸田城聖、そして池田大作の肉声。初期の創価学会は、左翼運動で検挙された元教員たちを取り込み、特高警察や思想検事と手を結んで「転向」を促すことで組織を強化した。戸田城聖は戦後、出版業や教育産業、金融業に乗り出すが、失敗。学会は、巨大な「集金マシーン」へと姿を変えていく――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coolflat

21
創価学会は、世間、ましてや創価学会員にさえ、1950年代以前の歴史を隠し(ているどころか、歴史の改編が行われ)ている。なぜ隠しているのか。当時の学会が、特高警察と蜜月関係にあった事。牧口・戸田らは、軍国ファッショとの対決を辞さなかった末に、治安維持法で逮捕されたと語られているが、事実は違う(事実は国家神道を否定したから)という事。曲がりなりにも、反戦平和路線をとる創価学会が、なぜ日本会議を中心とする歴史修正主義者らとつるんで安倍政権を運用しているのか。なぜ安倍ら歴史修正主義者と親和性があるのか。よく分かる2018/09/09

kenitirokikuti

9
2018年刊行。一般には入手困難な、創価学会の古い機関紙誌を利用。古いものから、『新教(のち教育改造)』『価値創造』戦前版、『大善生活実証録』『価値創造』戦後版、『大白蓮華』、『聖教新聞』。著者によると、創価大附属図書館が所蔵・公開する『聖教新聞』(創刊1951.4)は1980から、創刊1949.7の大白蓮華は1971年から(立正佼成会の附属図書館にはあり)。本書は『新教』の大半と戦前版『価値創造』のコピーを得て執筆された▲かつて矢野絢也、竹入義勝が攻撃されたが、そのときに故・矢島周平も批判(古参の幹部2019/10/12

Nobu A

8
髙橋篤史著書初読。18年刊行。統一教会問題に揺れる中、タイトルが知識欲を刺激し手に取った次第。正直期待外れ。いや俺の選書が悪い。国内に約800万世帯の信者を擁する宗教団体。現・元会員であれば、ある種の感興を催すかもしれないが、黎明期から財政界人が役員を占めていたり特別高等警察との関係性の詳細よりその経緯や動機が知りたかった。他にも社会問題にまで発展した強引な勧誘手法を始め、政治家との癒着等、具体的にどのようにして現在に至るのかに寧ろ興味がある。宗教は社会に根付き奥が深い。残念ながら前半から流し読み読了。2023/11/09

kenitirokikuti

7
読み終わった。最近、佐藤優の創価学会本を数冊読み直したのだが、その後ろにあるモノを埋めるもの。10年前の創価学会による公明党の矢野・竹入の排斥って何やねん?という疑問への問いの答えも同根であった。まァ、三代目・池田大作の死後にどういう体制を取るかって話なのは明らかなんだけど、経営コンサルのアクセンチュア社の助けを有りてプロジェクトを組んだようだ。まぁ、常識的に「信心が足りないから死に顔が醜くなる」とか折伏大行進時代のエゴい罵詈雑言を切り話すわな、ってとこ。正当性を担保するために「師弟不二」が採用される。2019/10/13

古本虫がさまよう

2
創価学会の歴史を知る上で貴重な資料である、発足以来の「機関紙」「機関誌」の類が、なぜか、過去のものは「封印」されているという。創価大学のような図書館でさえ、公開されているものは、「現代」に近い年からだという。なぜか? 紙質が劣化していて手にして見ることができないというわけでもなさそうだ。著者はそうした「創価学会秘史」を、そのような原資料にあたりながら、再構成していく。 本は300頁ぐらいの分量だが、三分の二は戦前の創価学会・創価教育学会の歩みが綴られている。いささかハードな内容。2018/03/09

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