日本経済新聞出版<br> 非合理な職場 ―あなたのロジカルシンキングはなぜ役に立たないのか

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日本経済新聞出版
非合理な職場 ―あなたのロジカルシンキングはなぜ役に立たないのか

  • 著者名:永田稔【著】
  • 価格 ¥1,408(本体¥1,280)
  • 日経BP(2019/01発売)
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  • ISBN:9784532320782

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内容説明

◆「心理学」+「論理思考」で、人と組織を自在に動かす!

◆論理思考、ロジックツリー、仮説設定、MECE、イシュードリブンなどなど、論理的な思考法や仕事術についての本が数多く出され、大人気。たしかに「なるほど! 」と思う素晴らしい内容だが、本当にどこまで仕事に役立つのかは疑問。第一、人や組織は、論理的、合理的にばかり動くわけではない。

◆著者の永田氏は、マッキンゼーで論理思考の基礎を身につけた上で、人事・組織開発のコンサルに転じ、実績をあげてきた。認知の歪みなど心理学的要素や、日本独特の組織文化をしっかり理解した上で、マッキンゼー流をはじめとする論理思考を活用すべし、というのが著者の持論。数々の職場改革の実績や、脳科学・行動経済学・心理学・意思決定論などの新しい知見を取り入れ、論理と日論理をバランスさせながら、人と組織をどう動かすのかを解説する。

◆「人の理解は、どこでつまずきやすいのか」「変えることのデメリットばかりを指摘する上司をどう説得するか」「頭ではわかっていても行動につなげられない部下をどう動かすか」「お金では引き出せないモチベーションをどう高めるか」など具体例をふんだんに盛り込む。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

109
ロジカルシンキングの限界というか、理想と現実のギャップは、実生活でよく感じる。本書は、分かりやすい分、掘り下げが足りなく感じる面も多いが、それはあくまで、より広範な読者層を意識しての事なのだろう。この手の本は、身近に実例となる人物がいるかいないかで、刺さり方が全く変わってくる。「あ、アノ人の事だ」「アノ時と同じようなシチュエーションだ」少なくとも、私の周囲にはゴロゴロいた(笑)従って共感性は高かったが(バイアスが掛かっている可能性大)、今後の対応に変化をもたらすヒントを得る事が出来たかは…う~ん…。2016/08/02

黒頭巾ちゃん

15
話す相手と自らにスキームがあるから伝わらない。結論は直感で出されてしまう「成功体験による思い」「世間一般論」「集団浅慮」。ソラ(状況把握)→アメ(状況の意味)→カサで説得すべし。ただ、その状況を作った方をはずす場合は配慮すべし。「その時はその選択がベストでしたが、イマハ状況が変わった」とか。組織や人には価値観があるので配慮。前者は技術力で成功等、後者はライフワークバランスや収入など。動機付けは、外的要因で「やらない罰を与える方が効果は高い」が長期的には、承認し満足を高めることが望ましい。2017/01/22

Jas

3
拾い読み。2021/11/27

Roy

3
ロジカルに職場で問題解決にあたろうとしても、なぜか受け入れられない現象について論じたもの。働いているとよくある話で、筋が通らないことや腑に落ちないことは山ほどあるが、動機付け理論など様々な観点からその理由と対処について述べている。余談だけどついこの前藤原頼長の話を聞いたが、これもある種似たようなことだろうなと思ってしまった。2018/03/31

smatsu

2
ビジネスで問題解決をしようとするときロジカルに正しい答えを出してもそれだけでは全くうまくいかないことがある。なぜなら人々の意思決定は理性によってではなく感情によってなされるから。まず感情によって決定がなされ、論理はその決定を正当化する形で後から付与される。従って真の問題解決能力とはロジカルシンキングだけでなく人々を説得してその歪みがちな認知を自分の望む方向へ向けさせる技術までも含む。また自分自身の認知も歪む可能性があることに注意しなければならない。脳の構造上どうしてもそうなる宿命がある。その方法論2019/02/03

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