- ホーム
- > 電子書籍
- > ビジネス・経営・経済
内容説明
NYタイムズ ベストセラーランキングにも入った話題の書籍。
証券業界がいまもっとも注目する最新手法を解説!
米国の対面証券会社やプライベートバンクなどでは、90年代後半以降に「ウェルスマネジメント(資産管理サービス)」と呼ばれる個別の顧客に対応するアプローチを本格化してきた。
最近では、投資商品販売の担い手である金融機関の営業担当者が、顧客の人生の「ゴール(目標)」を特定し、長期分散投資などを行いつつ、その実現に向けて顧客と伴走する「ゴールベース・アプローチ」が主流となりつつある。
本書は、このゴールベース資産運用の理論と実践について、金融機関の営業担当者に向けて解説した書籍だ。
著者は大手ファンドのブリンカーキャピタルでの実務経験を持つチャック・ウィジャーと、マーケットに関わる顧客の心理分析を専門とするダニエル・クロスビー。
顧客の将来に対する不安や投資への恐怖を理解しつつ、納得できる「ゴール」を設定するためのアプローチを解説。実際にどのように運用し、それをどう軌道修正していくかを、具体的に展開していく。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Jack Amano
3
別の本を読んでいる際に言及されていたので、再読しました。この本は個人投資家向けというよりは、フィナンシャル・アドバイザー向けに書かれたもの。ただ、投資の目的・目標は、個々人で異なるはずなので、一律の資産配分は不適切だと思っているので、これは同感です。今のインデックス投資が経費は安いし善であり、アクティブファンドは経費が掛かるのにインデックスに勝てないので悪という風潮もおかしい。流行りに流されずに、投資で何を実現したいのかを明確にし、その中で自分でコントロールできるところにフォーカスすることが重要。2023/11/27
Jack Amano
1
個人の資産運用では、個人のゴール(目標・目的)をベースに置いて投資計画を立てるべきであり、機関投資家のように市場インデックスをベンチマークとするのは誤りだとするもの。 ある意味で、当たり前の話ですが、市場効率仮説に偏重した投資アドバイスがほとんどの中では、こうした考え方をきちんと提示するのはとても大事です。2018/09/04
ぼいじゃー
0
資産運用の世界では定着した「ゴールベース・アプローチ」について。顧客の人生の目標(ゴール)を設定し、その実現に向けて、投資のアドバイザーが助言を行う。そのアドバイスのロジックは、かつては現代ポートフォリオ理論に基づいたものだったが、行動ファイナンスを応用したアプローチに変化してきた。今後もこの大きな潮流は変わらないだろう。もともと米国から始まったこの流れは、やがて日本でも当たり前となっていくのだろう。2020/06/06