内容説明
「和と仁」「徳治」「中庸」――。日本人の行動様式から商業道徳まで、至るところに『論語』は影響を与えてきた。ビジネス人としてこれだけは知っておきたい「人や組織が末永く繁栄するための原理原則」を解説する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
vinlandmbit
12
論語の入門としておすすめの一冊です。ただ論語の内容を説明するだけでなく実際の日本企業の事例を挙げながら、日系企業に垣間見る論語的思想、文化を垣間見る説いてくれています。2017/09/04
kiki
6
論語をビジネス上の事例をもとにわかりやすく説明している。非常に楽しく読むことができる。論語は日本人の常識、無意識等の源泉になっている。日本人の当たり前の行為を取り戻すことが日本のよさが復活するのではないかと説いている。・・・日本人は同調するが協調は苦手。自己判断基準や価値観を持ちながら人と付き合うことが大切。組織の上に立つ人間は、優秀な部下を使いこなすことが必要。そのためには人への洞察力が重要。2014/06/14
taka umi
5
論語がいかに我々の生活に浸透しているかが分かる入門書です。 印象に残った孔子の言葉は『成長の原動力は楽しむこと』の一文。 何かを知っているというのは、それを好きだという境地には及ばない。しかしそれも楽しんでいるという境地の奥深さにはかなわない。 人生の推進力の中心に『楽しさ』を据えていた孔子の言葉に共感しました。2014/10/10
horabook
2
★★★★★:「論語」もう少し読んでみたい。「君子は和して同ぜず。小人は同じて和せず。」「君子は義に喩り、小人は利に喩る」「過ち改めざる、これを過ちと謂う」なるほど現代日本人の道徳の根幹に儒教=論語があるということがよくわかる。著者の説明が非常にわかりやすくしかも楽しく読めるのが良い。2014/10/11
のり
2
『論語』を読む。その①。こりゃ再読必須だな~。2012/08/04