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内容説明
かけ声倒れで終わるのか
日本の仕事のあり方を変えるのか。
本格化する議論の最先端を追う!
3月末に政府「働き方改革実現会議」がまとめた実行計画にもとづき、
関連法の改正に向けての国会での議論がこの秋から始まる。
生産性向上や非正規社員の処遇改善といった「総論」に反対する人はほとんどいないだろう。
しかし様々な立場、利害の異なる人たちが関わるため、
各所で異論、不満、不安の声が噴出している。
「本当は残業してでも思いっきり働いて成長したい」
「自ら非正規を選んだのに、処遇改善で責任が重くなっては元も子もない」……
働く現場、経営者、人事・採用担当者、法制度を管轄する役所など、
幅広い取材にもとづき、「働き方改革」のこれからを丁寧に読み解く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えちぜんや よーた
89
バランスが取れた良書。民はそれぞれ独自の考えを示して、官はどこまで「改革」に手を出せば良いのかを問いかけている。政府が介入すぎると、厚労省のお膝元で「働き方改革は本当に楽しいですか?」とポスターを貼られてしまうし。私見を述べれば「働き方改革」は民間企業が独自のポリシーでやれば良いと考えている。問題なのは「働き方改革」に失敗した企業の従業員をどこまで社会保障の枠組み入れるかだと思う。貧困対策は官ができる数少ない仕事のうちの一つであり、どこまで再教育や職業再訓練に「実弾」を発射できるかにかかっているだろう。2017/11/01
Kitamuu
1
裁量労働制、同一労働同一賃金、インターバル制度、現場を知らない偉い人たちが決める改革についての様々な意見を紹介。残業を減らす事だけが目的に見ているが、根本的な対処をしないと、表向きの残業はへひ、サビ残が増えるのでは。2018/11/23
Humbaba
1
殆どの人にとって、仕事の時間は日々の生活の多くを占める。しかし、今の一般的な働き方が最適であるかと言えば、そうではないと応える人が多いだろう。誰もが満足するルールをつくると言うのは難しいが、だからと言ってやらずに諦めてしまうのでは何も改善されない。厳しい道でも、歩みと止めず進める進めることが求められる。2017/11/18
Toshiharu Hayashi
0
この本は誰を想定読者にしているのだろう。多様な働き方ができるように、と言いながら、結局は平均的なサラリーマンを念頭においているような感じを受ける。この本の枠外にいるような人にどういう影響があるかとかも網羅しないと検証と名乗れないんじゃないかな、と2018/01/29