内容説明
選挙の際に,私たちはどのようにして政治家や政党を選んでいるのか。また,選ばれた政治家が私たちの声に耳を傾け,それに沿って政策を実行するような状況を生み出すにはどういった条件が必要なのか。本書は,このような疑問に答える「政治行動論」の入門書。データと実証例を豊富に盛り込んで,わかりやすく解説する。
※この商品は冊子版の版面そのままの電子書籍です。レイアウトを変更することはできませんので,大きなディスプレイを備えた端末でのご利用をおすすめします。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Haruka Fukuhara
3
政治科学というアプローチが腑に落ちないのは、現実にある政治そのものを見ようとしないで色々な理論を持ち出して、丸い政治が四角くないからおかしいと非難することに精を出しているように見える点。丸には丸のメリットが、四角には四角のデメリットがあるのだから丸の良さも少しは認めればいいのにと思ってしまう。この本も現状への強い危機感に端を発して色々なデータから政治のあるべき姿を模索しているが、であるならば現状分析を客観的に徹底した上でそこから発展する形で提示しないと現実を変える足しにならない机上の空論になってしまう。2017/03/30
けーすけ
1
Abstaractなんだろうと読んでたら、それで一節終わってたなんてことが再三あったけども、深入りしすぎず、包括的に紹介されていました。2019/05/01
りんりん
0
有権者がどのように投票先を選ぶのかを説明した本。選挙をきっかけに政治学に興味を持った人におすすめ。テーマが身近で、文章も平易で読みやすかった。2021/04/25