集英社新書<br> 名門校「武蔵」で教える東大合格より大事なこと

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集英社新書
名門校「武蔵」で教える東大合格より大事なこと

  • 著者名:おおたとしまさ【著】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 集英社(2017/09発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087208979

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内容説明

校内の一等地にやぎがいる。英語の授業で図画工作。おまけに、きのこを見つけたら成績が上がる!? 時代が急速に変わりゆく中、恐ろしいほどのマイペースさで独特の教育哲学を守り続ける名門進学校がある。それが本書の舞台、私立武蔵中学高等学校だ。ときに理解不能と評されることもある、武蔵の教育が目指しているものとはいったい何なのか……。斬新な視点から数々の学校や塾を論じてきた気鋭の教育ジャーナリストが「学校とは何か?」「教育とは何か?」に迫る、笑撃の「学校ルポルタージュ」。 【目次】はじめに/第一章 「ひつじ」になるな「やぎ」になれ!/第二章 目指しているのは“モヤモヤ”を残す授業/第三章 大学受験期に優秀生を海外で一人旅させる/第四章 小惑星探査機「はやぶさ」を生んだ天文台/第五章 現実離れした極論をぶつけ合え!/第六章 時が経つほどに沁みる武蔵の価値/第七章 校長は芸大出身/おわりに/参考文献

目次

はじめに
第一章 「ひつじ」になるな「やぎ」になれ!
第二章 目指しているのは“モヤモヤ”を残す授業
第三章 大学受験期に優秀生を海外で一人旅させる
第四章 小惑星探査機「はやぶさ」を生んだ天文台
第五章 現実離れした極論をぶつけ合え!
第六章 時が経つほどに沁みる武蔵の価値
第七章 校長は芸大出身
おわりに
参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

aloha0307

21
昨今では(メディアがお好きな話題である)名門の凋落 ばかりが目立つ武蔵であるが、まさに ほんまもん の底力をみた思いです。己出身の都立高校とは何から何まで違う。合理・効率性、成果主義は二の次三の次だ。山羊の飼育が事実上必須(羊ではだめな理由も面白かった) 教科書は使わない 第二外国語etc...与えられたものをこなすのではなくて自らのアタマで考える~やはり、レベルがちがうんだよなあ。ここの太陽観測部(天文部でなく) 入部したかったよ。 2018/02/17

りょうみや

17
武蔵は高校受験で行きたくても偏差値が届かなかった憧れの学校でもある。武蔵のレポだが、理想の教育とは何かについて色々と考えさせてくれる。偏差値、効率性、即効的な成果などに惑わされないで、じっくり考え抜く大切さを改めて思わせる。一番印象的だったのは今年の卒業式での生徒の答辞(全文掲載)。まさに武蔵の精神を表しているし、高校生でここまでの考えを持っていることに驚く。2017/09/21

ヨータン

14
こういう教育って、今の日本に一番必要なのかもと思いました。武蔵の教育を受けた人はこれからどんなに世の中の仕事がAIに支配されたとしても、絶対に仕事を奪われることはないなと思いました。2019/06/02

Schuhschnabel

9
書店でたまたま母校の名前を見つけたので読んでみた。周りから「武蔵ってどんなところ?」と聞かれると、たいてい「教育しない高校」とか「自由な高校」と答えることになる。その耳触りはいいが情報量ゼロの回答に自分でもヤキモキしていた。この本で外から見た武蔵を知ると、(第一章は少し美化しすぎとも思うが)生徒自らが考えるように、手出しはしないが背中は押してやるという「教育」が行われていたと気が付いた。自分ももう少し背伸びしてみようと思った。2017/10/21

ゆうゆう

8
ゆとりある教育は武蔵モデルだったのか。ヤギのいる学校。ぶ熱い(笑)英語劇。(授業で)何を学んだんだろう?の熱い疑問。テスト前の申し訳程度の学習プリント。確かに教科書読んで分かる知識より、頭で考えたプロセス大事だけど、行間多すぎて笑ってしまう。とことん自主性、とことん×とことん。修学旅行ないのは、普通修学旅行でやらせようと狙っている、計画性とか、協調性とか、校外での色々を、既にいろんな場面で達成しちゃってるから、意味ないだけとも思った。学校の個性はまれる子には、面白いんだろうな。2018/01/28

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