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内容説明
●17年秋には「働き方関連法」が成立する見込み。関連する法律の成立・実施をにらみ、企業の取り組みも性急になっています。各地で労務担当者を対象にした研修がさかんに実施されるなど、「今から何をすればよいか」の具体的情報がいま求められています。
●本書では、そういった疑問に答えるべく、企業の労務リスクに向き合ってきた社労士が執筆。仕事に関する時間の概念を明らかにするとともに、現在審議されている法案や考え方の方向性を示しながら、「残業させない」「しっかり休暇をとらせる」施策を解説します。「自主的な勉強会は労働時間なのか」「ダラダラ残業を防ぐには?」「労基署の動きはどうなっている?」など具体的な例を出しながら説明します。パート・派遣社員を含めて多様な働き方をする従業員が増える中、人事・労務担当者、もしくは職場のマネジャー、リーダーが知るべき内容です。
●著者の北岡氏は、元労働基準監督官で現在は社会保険労務士。政府の動き、企業の取り組みの両面をにらんで解説します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コジターレ
8
社労士による働き方改革の解説本。社労士視点というところでは、よくまとまっている。ハード面の改革と同時に、慣習や意識などのソフト面をどう変えていくかが重要なことは間違いないと思った。果たして日本は何年でどのくらい変わるのだろうか。また、本書のテーマについてワークライフバランスの専門家やメンタルヘルスの専門家がどう考えるか、海外の先駆的な例はないのか、そのあたりが気になる。2017/11/24
できるだけ
7
具体例を挙げて紐解いていく形なので理解しやすい。働き方改革は労働時間に対してかなりシビアにいかないといけないと分かる本。2020/01/02
ゆうゆう
6
2017年の本。働き方改革が何となくわかった。長時間労働の是正と、効率化。働き方、働かせ方、24時間働く美学とか言ってしまってた昭和から、卒業しないといけないんだろうなぁ。2019/08/31
ポップ430
4
ホワイトカラー労働時間の見える化。実際、部下の自主勉強とかは残業なんかよくわからなかった。残業の黙認は上司が承認した事になるらしいが罰則は誰にあるのかな??2017/09/18
ARENNYA
3
・労働法は、時代に合わせた変化が非常に激しい法律だと感じる。時代とともに、パワハラや残業時間など常に新しい問題がクローズアップされ、それに伴い判例も積み重なってきている。 ・年間720時間の規制の話はなかなか難しい。それこそ、人事部が主導となり、セミナー等を実施した方が良いと思う。 ・「専門業務型裁量労働制」と「企画業務型裁量労働制」は、今のところ後者の方が導入が進んでいることは覚えておきたい。 ・筆者も繰り返していたが、ホワイトカラーの業務時間は捕捉がとてもむずかしいと感じる。2020/01/19