小学館新書<br> 銀行員大失業時代(小学館新書)

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小学館新書
銀行員大失業時代(小学館新書)

  • 著者名:森本紀行【著】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 小学館(2017/08発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784098253036

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内容説明

AIにはできない金融エリートの生き方とは。

日本の金融機関は、リーマンショック後の世界的金融危機にも大きな影響は受けず、政府に守られて旧態依然としたビジネスを続けてきた。自分のお金を引き出すのに時間外とはいえなぜ高い手数料をとられるのか。窓口でなぜあんなに待たされ、しかも午後3時で終わってしまうのか……。そこで働く銀行員も、組織第一の仕事ぶりが目に余るのは多くの国民が実感するところだろう。
そこに現れたのが、フィンテックによる世界的な効率化の嵐だ。スリム化できていない日本の金融システムが欧米以上の衝撃を受けるのは必至だ。AIやロボットアドバイザーができるような仕事をしている銀行員の大失業時代が始まる。そして、そもそも金融の実態にそぐわなくなっていた銀行そのものも、フィンテックを契機に消え、あるいは姿を変えていく。
しかし、フィンテックが効率化だけを追究して普及したら、それは顧客不在の金融ビジネスになってしまう可能性があると著者は危惧する。顧客の利益を本当に考えた新しい金融のありかたを、フィンテックを契機に考えるべき時だ。そして、金融エリートが真のバンカーとして生き残る道もそこにあると著者は強調する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

101
この書かれた方はもともと銀行員ではなく生命保険会社の方が書かれているので銀行業務の詳細のところまではあまりご存じないので若干言っていることが上滑りしている感がします。私は最近人前でしゃべるときにはきちんと銀行業務の内容をアメリカやヨーロッパの銀行と比較してください、といっているのですが小切手社会や銀行口座保有者の少なさがフィンテックを発展させたということを言っています。自動振り替えなどほとんどないアメリカからすると日本の銀行はたいしたものだという気がしています。2017/09/11

ハッシー

68
★★★☆☆ 帯には、「君にできる仕事は、もう何もない!」とか「フィンテック上陸で高級バンカーたちの断末魔の叫びが聞こえる」などと不安を煽る言葉が並んでいるが、本文自体は悲観論よりも建設的な提言が多い。最終章はもはや銀行員の話から離れて、自己啓発や日本の成長論に話が飛んでしまっている。表題や帯から受けた印象とはまったく異なる中身であったが、良い意味で期待を裏切られた感じ。日本の金融改革に少しでも貢献したいという著者の思いが伝わる本だった。2019/10/31

mazda

27
銀行に預金を預けても利息がつかない状況を考えると、銀行はお金を置いているだけの場所、ということが言えます。融資する先もなく、せっせと国債を購入するだけなので、経済が活性化するはずもありません。また、投資信託の販売も行っていますが、ほとんどが買う値なし、と言われるほどの商品だそうなので、売るというよりは押し売りに近いのかも知れません。そんなバンカーたちの未来は暗い、というのがこの本の主旨で、今後半数から7割程度が淘汰され、2割程度新しい血を入れて、今の半数程度で回すようになるだろうということですがいかに?2019/02/18

nori

5
Worthless! Same texts without concrete expression were repeatedly written in entire book. I agree that author was graduate from philosophy but not trader. I believe he could not show any reasonable comment for high volatility of Bitcoin nowadays.2017/09/26

kabeo

4
フィンテックについてちょっと分かったような気がした。今までのやり方がガラリと変わり不要になるって恐ろしいけど、技術の進歩はその繰り返しだったんだなと考えてしまう。変わらなきゃと思うけど辛い。2018/06/19

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