NPOという生き方

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NPOという生き方

  • 著者名:島田恒
  • 価格 ¥679(本体¥618)
  • PHP研究所(2017/07発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569640747

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内容説明

福祉、環境、国際協力、学校など様々な分野に広がるNPO。その活動は、企業や行政の限界を克服し、新たな市民社会の原動力になっている。その一方、机上の理想論、脆弱な組織づくりで失敗するケースも多い。これからのNPOに何が求められているのか。まず独自のミッション(使命)を構築することから出発する、と著者は説く。その具体例として、YMCAや淀川キリスト教病院、さらに、ヤマト運輸の小倉昌男氏が創業した「スワン・カフェ&ベーカリー」の活動を紹介。他に類を見ないオリジナルな発想が求められている。また、マネジメントの視点から、卓越した事業展開、スタッフの人事管理、財務の基盤づくりなど、必要な戦略を解説する。著者は、長年ビジネスの現場に従事していただけに、非営利とはいえ自立できない組織では意味がないことを強調する。豊富な事例と体験が、感動と活力ある世界を描き出す。「もう一つの生き方」を新鮮に提示する意欲作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

41
興味があって読んでみた。理念の部分が多く、もう少し具体性を盛り込んでいてほしかった(特に失敗例)。2016/04/24

ぺーいち

3
社会起業精神、ミッション重視、無視してはならない財務。前半部分で、社会におけるNPOの立ち位置について概ね理解した。ボランティア問題や「本当の豊かさ」に踏み入る後半部分は、著者の経験や気持ちが入りすぎていて少々後ずさってしまった。2016/02/04

脳疣沼

2
NPOというか、人生哲学というか。もう少しNPOの専門的な話があればよかった。2019/03/13

たろさん

2
NPOが生まれた社会背景と現代企業とNPOの相違点と類似点を記載した本。 NPOは行政ができない最大公約数的な公共的業務を最小公倍数に絞り、ミッションに基づき行動する団体であると考える。 行政の予算がつくには1番でなければならないし、税金を投入する以上、マスに働きかけるしかない。ここにすき間が生まれる。NPOの組織の問題点については記載されているものの、具体的な運営についての記述はあまりない。どちらかというと、NPO向けというより、一般企業に当てはまる組織論である。サラッと概要を知るには良い。2016/01/11

Miyagawa Yuki

2
NPOとして組織を維持、まして成功(社会に大きな影響を与える、助けとなる)することがいかに難しいかが伝わってくる。余暇を能動的な市民活動に使おうとする際の、有力な機会の提供主としてNPOがあり、「NPOという生き方=一つのライフワークとしての選択手段」を本書では紹介している。もちろんNPO主体としてやっていく人向けにも書いてある。見返りを求めずに誰かのために何かをするということは、本当に素晴らしいことだし、尊い行いだと思う。でもそのためには、その余暇を持つことが出来る社会構造を整えていくことも大切なのかな2012/08/31

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