文春新書<br> 帰宅恐怖症

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文春新書
帰宅恐怖症

  • 著者名:小林美智子
  • 価格 ¥815(本体¥741)
  • 文藝春秋(2017/06発売)
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  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784166611331

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内容説明

なぜあなたは家に帰れないのか?
なぜ夫の帰宅は遅いのか?
それは夫が家に居心地の悪さを感じて、家に帰るのが怖くなる「帰宅恐怖症」なのかもしれません。

帰宅が怖くなってしまうのは「妻が怖い」から。

・「喧嘩を引きずり、『きっとまだ怒っているのだろう』と思うと、家に帰りたくなくなるし、玄関のドアを開けるのが怖くなりました」(公務員・43歳)
・「また喧嘩になったりしたら嫌だから、仕事が終わっても会社に居残ったり、漫画喫茶で時間を潰してから帰るようにしています」(IT関係・37歳)
・「帰宅前、キレイな夜景などを見て、心を癒されていると、『このまま、ずっとここにいたい』と感じて、情けなくなります」(教育関係・42歳)

常に妻の顔色をうかがい、やりとりに疲れ、家に帰るのが億劫になり……世の中は「帰宅恐怖症」の夫で溢れています。放置すれば、いずれ「別居」か「離婚」。

「帰宅恐怖症になりやすい」夫は次の10タイプ――(1)気弱で優しい型/(2)我慢型/(3)争いごと苦手型/(4)外面人間型/(5)面倒くさがりや型/(6)お子ちゃま型/(7)父親が気が利かない方/(8)母親がヒステリー型/(9)母親が過干渉型/(10)女性慣れしていない型

「夫を帰宅恐怖症させやすい」妻は次の10タイプ――(1)しっかりした良い妻型/(2)白黒はっきり型/(3)せっかち型/(4)束縛型/(5)マイルールいっぱい型/(6)ボス型/(7)ヒステリー型/(8)母親が感情的でヒステリー型/(9)父親大好き型/(10)男性慣れしていない型

重要なのは、「帰宅恐怖症」を自覚し、その予兆を認識すること。本書は病のメカニズムを解説し、対処法も伝授します。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おかむら

41
夫婦問題カウンセラーが書いた本。やたらチェックポイントの数が多くてしかも似たような事ばかりなので読んでて飽きる。新書なのに女性週刊誌の特集記事を読んでるよう。気の強い妻と口下手な夫の組合せはわりと世間にありがちだと思うけど、帰宅恐怖も過渡期のことで、大抵の夫婦は結婚生活が長くなればお互い諦めて暮らして行くんだと思うなー。年取れば帰宅ってか毎日家にいるわけだしな。2017/08/10

リキヨシオ

31
家に帰りたくない、何故なら妻が怖いから…夫が「帰宅恐怖症」を患ったその先にあるのは別居か離婚。「妻が怖い夫」や「夫に怖がられる妻」が増えている原因には男女のコミュニケーションの取り方の違いにある。夫は妻が怖くなる以前の段階で妻からの信号に気付かず、妻は自分が夫に怖がられている事に気付かない。そして夫婦喧嘩に関しても「闘うか?逃げるか?」の夫側の考えに対して「話し合い、言い合い→分かり合える」と妻側の考えがある。・自分の気持ちを書き出す・「怖い」の一言を言う。などの速い段階の対応が大事。2017/11/09

22
バリバリ当てはまるやん笑。妻の顔を見て家事に勤しむ日々。自分が休んでて妻が働いているとドキドキしてしまう。争い事はなるべく避けようと従うことも多し。私自身も治さないといけないところは多々ある。まず妻を褒めてやることがほとんどなかったな。本書には「争う事を恐れるな。言いたいことは言え」とあるがまず自分の非を考えることが1番だな。理不尽も間違いなくあるのだが…。理想としては2人で読んでお互い治すだが、それは難しいかな。帰宅前のカフェでの読書の時間より家庭での時間が1番の癒しにできるようまず褒めてやろうと思う。2020/10/25

mazda

20
自宅にもどりたくない夫と、なぜもどってこないのかわからない妻、という図式の夫婦にスポットライトを当てていますが、こんな夫が帰宅恐怖症になりやすい、こんな妻が帰宅恐怖症の夫を作りやすい、ということがそれぞれ細かく出ています。結論としては、「男性が弱く女性が強い」夫婦がこうなりやすいそうです。帰宅恐怖症の夫に対する作戦10カ条が書かれていますが、「「怖い」の一言を言え!」には深いものを感じました。そう、その一言が言えない大人しい夫だからこそ、妻に虐げられても我慢してしまうのでしょう。2017/09/07

謙信公

19
自分が男なのでどうしても男目線になってしまうのはご勘弁を。夫が「帰宅恐怖症」になりやすいのは、夫婦ともに真面目で「男性が弱く、女性が強い」組合せだという。症状が悪化していく最大の原因は、「夫に怖がられている」ことに妻がまったく気づいていない、という点。夫は謝っても謝らなくても妻を怒らせ、心底分からなくなる。妻は、自分の思いを夫に分かってもらおうと必死に頑張るが、ここまで何も分かっていないとは思っていない。男女の違いから生じるギャップ。どちらが悪いわけでない。世の男どもよ!しっかり胸を張って、堂々と生きろ!2021/02/22

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