暴力を知らせる直感の力 ──悲劇を回避する15の知恵

個数:1
紙書籍版価格
¥1,760
  • 電子書籍
  • ポイントキャンペーン

暴力を知らせる直感の力 ──悲劇を回避する15の知恵

  • 著者名:ギャヴィン・ディー・ベッカー【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • パンローリング(2017/06発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 480pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784775941744

ファイル: /

内容説明

全米ベストセラー!!
FBI、CIA、連邦最高裁、大企業、数多くのハリウッドセレブが頼りにする
危機管理の専門家が教える
ストーカー、脅迫電話、DV、職場内暴力、レイプ etc から逃れる方法

あなたの「直感」こそが安全の礎石である。
自然がつくった最高傑作とも言うべき人間の脳は、その持ち主が危機に直面したときに、もっとも有能に働く。そのとき、直感は通常とはまったく違うレベルにまで高められ、見事、あるいは奇跡と言ってもよいほどに研ぎ澄まされる。 直感は、Aを聞いてZを知る。直感は、理屈抜きでわかるということなのである。(本文より)

本書はアメリカの暴力犯罪分析の第一人者、ギャヴィン・ディー・ベッカーが、自身の長年にわたる経験と実績をもとに、暴力犯罪から身を守る知恵をまとめたもの。

著者のギャヴィン・ディー・ベッカーは、暴力犯罪予測のスペシャリストとして、政治家や映画スター、ミュージシャン、スポーツ選手の警護を担うとともに、会社役員から学生まで、身の安全を心配して訪れる幅広い顧客の相談にのっている。

自身、こども時代の大半を暴力のなかで過ごしてきたという著者は、「暴力と非暴力の世界の両方の言語に通じ」、そのため「多くの暴力犯罪者の考えていることがわかる」。そして、どんな人間にも暴力性はある(言いかえれば、場合によってはだれでも犯罪者になり得る)という視点が、暴力犯罪の予測には重要だと説く。

「とてもそんな人には見えませんでした」というのは、何か世間を騒がせるような事件が起きたときに、犯人を知る人たちからよく聞かれるコメントだ。けれどその普通に見える人の直前の行動に、状況に、あるいはもっと前の行動に、危険信号は必ず灯っていると著者は言う。それを察知できるのはほかでもない、人間がだれでももっているはずの「直感」である。

「直感」がうまく働かず、あるいは否定されて、なにが本当の危険かわからなければ、必要もないのに怯えて警戒したり、逆に差し迫った危険に気づかなかったり、といったことが起こる。本物の「恐怖」というのは、危険があるときにそれを知らせてくれる大事な危険信号で、直感の「下僕」だと著者は言う。では直感力を磨くにはどうしたらよいか。その方法を、著者は豊富な実例とともに、ときにユーモアを交え、わかりやすく教えてくれる。

一口に暴力犯罪と言っても、ひったくりのような単純な犯罪からコンビニ強盗、見知らぬ人間によるつきまといや逆ギレ、恨みによる犯罪、DV、ストーキング、デート・レイプ……まで、その範囲は広い。だが危険から身を守る方法の基本には、共通するものがある。

(「訳者あとがき」より抜粋)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

人生ゴルディアス

6
あまり期待せずに読んだら面白かった。実のところタイトルに言われる直感の力そのものについての説明は、本書内でされているようでされていない。どちらかというと、世間一般に流布している暴力事件の印象と現実の差を、DVや誇大妄想、ストーキングなどの各事例で教えてくれる。メディアの悪影響についても論じていて、大統領を殺すような暗殺者を報道するのは辞めろ、と100年前から言われていたことに驚く。ところで、翻訳者は本当に本書を読んだのかと訳者あとがきで驚いた。統計よりもテレビを信じる罠にはまっているまさに実例がここにある2021/02/15

ゆう@公認心理師

1
著者は暴力予測の防犯コンサルタント。ストーカー、DV、職場内暴力、暴漢、暗殺などの暴力は直感の力によって予測できることを説明した本。著者自身幼少期にDV家庭で命の危険を常に感じながら育ち、その時にすでに暴力の予測の仕方を身に着けていた。暴力を体験する側と暴力から守る側の両方に身を置き、今コンサルタントとして生きる。全米でベストセラーになった本。アメリカで起こった有名な事件を豊富に盛り込み、暴力の予測の仕方を解説していく。暴力を回避するために直感を磨け。感動的な本。映画やドラマ化はされていないのだろうか?2019/10/15

ちか

1
偉人の言葉を参考に、今まで起こった誰でも身近に起こりうる事件の詳細をのせながら危険の信号をどのようにキャッチしていくのかが書かれている。「親切と善良はイコールではない。」この言葉を軸に人の行動を観察して見ると自分が今までいかに先入観に持ってかれていたかがわかる。親切だけれど善良なわけではないし、親切ではないけど善良な人間が沢山いる。このことを念頭に置き、気安く信じることは自分の身を滅ぼす。物事に対しての見方が今までよりも、丁寧になった。易々と信じるには、この世界はまだまだ危なすぎる。2018/01/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11824975
  • ご注意事項