ハーバード流ケースメソッドで学ぶバリュー投資

個数:1
紙書籍版価格
¥4,180
  • 電子書籍

ハーバード流ケースメソッドで学ぶバリュー投資

  • ISBN:9784775972182

ファイル: /

内容説明

投資法や投資戦略を語った書物は数多くあるが、本書はそれらと一線を画するものである。バリュー投資の巨人エド・ヴァヘンハイム三世は、資本を守り、増やすために、実際の現場で用いられた投資手法や投資戦略を、自身がハーバード・ビジネス・スクールで学んだケースメソッドの手法を用いて描き出している。それらの投資は、彼が自分の会社グリーンヘイブン・アソシエイツ(エド・ヴァヘンハイムは同社の会長兼チーフファンドマネジャーであり、ウォール街で最も優れた投資家の1人とされ、現在およそ55億ドルを運用し、ヴァヘンハイム家、大学基金、引退したウォール街の重役たちや資産家などが顧客となっている)で行ったものである。

本書では、ウォール街の傑出した投資会社が採用する日々の投資手法や銘柄選択に触れられているだけでなく、卓越したファンドマネジャーによる調査・分析・モデル化、そして決断に至るプロセスをも知ることができる。市場の達人たちがどのようにして機をとらえ、富を生み出しているかを追い求めるだけでなく、実践の手引きとも呼べる本書では、人間の感情やプレッシャーや落胆など、時に目に見えない不確定要因やリスクを伴う取引から利益を獲得する好機を逃しかねない行動面にも踏み込んでいる。筆者は、投資にかかる自身の知恵を明らかにするだけでなく、巧みな挿話を通じて、ケーススタディに底通する要素を描き出し、偉大な成功の理由を浮き彫りにしている。この価値ある手引書は、即座に市場での競争優位を読者にもたらすであろう。なぜなら、ほかでは手に入らない情報を読者にもたらすからである。それは次のものである。

・エリート投資家が間違った決断を下し、またそれにどのように対処したかというほかではほぼ語られることのない状況が分かりやすく説明されている。
・伝統的な銘柄で構成される普通のポートフォリオで、いかなるレバレッジもかけずに年利18%もの超過収益を稼ぎだすための考え方や技術を伝えるべく、実用的な助言が示されている。
・バリュー投資家として成功するために、筆者が用いる25の戦略と回避すべき落とし穴とが示されている。

本書でつづられている一連の知恵を目の当たりにすれば、経験豊富な投資家が日ごろ取り組んでいることが明らかとなるし、それは読者自身の投資戦略を改善させることになるであろう。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

葵堂

0
バリュー投資を旨とする50億ドル超を運用するファンドマネージャーの著作。実際に投資した企業の概要・投資に至った思考・ポジション解消の理由などなどが小粋なジョーク交じりに記されている。久々に読み応えのある一冊に出会えた。2017/07/25

ペンギン

0
株式投資の戦略 ①割安であること ②成長してること ③健全であること 株式が上がるケッカケ ①景気が上向く ②利益獲得の障害となっていた問題が解決 ③興味深い新製品やサービスが投入される 軟弱な経営陣が入れ替わる そのために ①考えを巡らせる ②考えや変化を喜んで受け入れる ③先入観から解放される 長期投資の利点 ヘッジファンド、投資信託、その他投資家は短期的に顔出すようにプレッシャーを受けているので長期的には素晴らしい見通しがあるにも関わらず短期的には不確かな銘柄には競争が少ない。

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11617778
  • ご注意事項