内容説明
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「歩けるのに手がよくならない……」。でも、けっしてあきらめないでください。脳卒中発症後６ヵ月を過ぎるとマヒ手は良くならないとされるのが通説ですが、正しい訓練法をおこなえば、発症から何年経っていても、高齢でも、手の機能はＵＰします！ 本書は自宅でできる訓練法を写真でわかりやすく解説した決定版。自分の上肢・手指のマヒの状態がどの段階にあるのかを知って、訓練を始めましょう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめありす＠灯れ松明の火
27
素人よりは多少知識があり、かといって専門家ではない。当事者ではないけれど、助言は求められる。そんな一番中途半端な私達にとってはとても便利な本でした。まずチャートがあって、ここまでできる人はここから。ここなら、こっち。とちゃんとstep by stepでできるのが有難いです。特に医療リハの期間を終えてしまっている人は指針がない状態なので、とても助かるそうです。後半の新しい治療法については、デメリットがあまり紹介されていないのが残念。でも、当事者の声がたくさん載っていて、結構本音を喋ってるのが面白かったです。2017/07/15
藤森かつき(Katsuki Fujimori)
25
ステージ1～6まで紹介されているが、その順番で治って行くわけではなく、ステージ分けしているだけな点に注意。ステージ1～3の場合、使えるメニューは、かなり少ない。同じステージ3でも、手自体に力が入る（動く）場合と全く動かない場合があるため出来ないメニューが出てきてしまう。それでも痙縮の防止のストレッチとして、親指のストレッチ、指のストレッチが参考になった。また、ステージ3の場合、物をひっぱったり、握る訓練は好ましくなく、ストレッチのような関節や筋肉を伸ばす訓練をするべき、というのは知ることができてよかった。2019/11/21
ラダー
6
素人目線で、図書館や本屋でざっと脳卒中によるリハビリ系の本を読んだ感じでは、本書が一番分かりやすかったです。運動マヒとはなにか、早めにリハビリをはじめないといけない。麻痺の段階が六段階に分けられ、各段階毎のリハビリの紹介。薄いので広げやすい、素人向けのわかりやすい解説。私の母は軽い左半身の麻痺で、軽すぎてリハビリに関して病院からフォローが全くありません。でも、一緒に過ごしてリハビリする必要はあると強く感じるなかで、大変分かりやすく参考になりました。2017/03/17
Ise Tsuyoshi
2
マヒの程度の判定と、それにあわせてどういうリハビリをすればいいかが書かれていて参考になる。回復期の訓練では、日常生活に戻すことが主眼なので、マヒ手を動かすことが後回しにされがち、という指摘が本当なら、その分は家族で補わないといけないのだろうなあ。2016/07/17
ゆいの
2
わかりやすかった2011/11/23
