わが家で最期を。~家族の看取り、自分の“そのとき”に後悔しない50の心得~

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わが家で最期を。~家族の看取り、自分の“そのとき”に後悔しない50の心得~

  • ISBN:9784093885515

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内容説明

住み慣れた家で安らかな最期を迎えるには?

最期のときは、住み慣れたわが家で穏やかに迎えたい。
親や家族もそうして看取りたい。

多くの人の切実な願いは、団塊世代が後期高齢者になり「多死社会」を迎えるこれから、かなえることができるのか?
「できる」、と著者は答える。

わが家での看取りは病院よりお金がかからない。
ちゃんと家で亡くなれば、警察沙汰にはならない。
家族に迷惑をかけずにひっそり死ぬという考えこそ、実はいちばん迷惑。
既婚者で子どもがいたとしても最後はひとりで死ぬ覚悟が必要。
ひとりで死ぬことと、さみしく死ぬことは違う。
長生きすると、ラクに死ねる。
「あの世」はあると思ったほうが人生を終(しま)いやすい。

――など、在宅看取り医として、多くの亡くなった方から教わった大切なことを伝える一冊。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

40
週末に年始のため実家に行ったとき、母の「もう救急車には乗りたくない。延命治療はイヤだ」という意思に、父妹が混乱していることを知りました。ずっと様々な病気に苦しんできた母の気持ちもわかるし、夜中に延命か十分回復できる治療なのかの判断を救命士に任せざるを得ないだろう同居家族の気持ちもわかります。…勉強しなくちゃな、とこの本を手に取ってみました。自分は在宅療養支援診療(ようするに信頼できるかかりつけ医)がいい気がするんですが、母はどうとらえるかな…こういうこと考える時期なんだなあ。2022/01/14

あこ

17
在宅医療を長年されている著者。研修会やボランティア会でお目にかかることもあり、診療だけでなく地域に貢献されていらっしゃる優しい先生である。本書は在宅療養について考える機会や命の終い方(生き方)について考えるきっかけを与えてくれるであろう。最近では在宅に携わる医師も増えてきたことは大変喜ばしいことだが考え方や診療体制も様々である。ケアマネや訪問看護ステーションなどから自身のスタイルにあった訪問診療先を紹介してもらうのも良いと思う。2019/02/23

のり

13
日本では約8割の人が医療機関で亡くなる。多くの人が本意ではない最期の過ごし方を強いられている。急き立てられるようにして過ごす終末医療の現実。のぞむ死と現実の死は違う。自宅でひとりで死ぬ覚悟を持つ。死が怖いからこそ「死」について学んでおく。親の「死に目に立ち会わなくてはいけない」と思い込まなくてよい。大事なのは生きているときに最期まで寄り添う気持ちを伝えること。離れて暮らす両親を思いました。どのような最期を迎えたいか、元気なうちに家族で話しておく時間を作りたいです。2017/07/27

ようはん

8
死ぬ事についてまだ実感が湧かない年齢ではあるけど、老後どうなっていくのかや親の看取りに不安はある。今からでも色々と考えなくてはならないのかなと思う。2020/01/05

Humbaba

8
いくら目を逸らしたとしても、事実は変わらない。人が必ず死ぬというのは避けられないことであり、直視しなければ恐怖心はむしろ増していく。誰もが死ぬということを前提とした上で、それに対してどのように向き合っていくかを話し合う。それこそがより良い生き方を実現するための方法となり得る。2017/06/04

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