創元海外SF叢書<br> 時間のないホテル

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創元海外SF叢書
時間のないホテル

  • 著者名:ウィル・ワイルズ【著】/茂木健【訳】
  • 価格 ¥2,444(本体¥2,222)
  • 東京創元社(2017/03発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 660pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784488014629

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内容説明

ホテル〈ウェイ・イン〉は快適だ。広大な空間と最新の設備をもち、完璧なサービスを提供する。ビジネスマンのぼくは、大規模見本市でやや後ろめたい仕事をこなしながら、客室と会場を行き来する充実した三日間を過ごすはずだった。赤毛の女から、このホテルにまつわる奇妙な秘密を囁かれるまでは……。本邦初紹介の鬼才が、巨大建築物に潜む“魔”をかつてない筆致で描き上げたJ・G・バラード+スティーヴン・キング+ラヴクラフトともいうべき幻想SF!/解説=若島正

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆかーん

64
メビウスの輪のような世界?ねじれた空間では、表と裏が分からない。そんな不思議な現象が巨大ホテルで起きているとしたら…。ホテルに入ったら最後、論理も常識も通用しない、出口の見えない迷路のような不気味な通路を永遠にさまよい続ける恐怖が待ち受けています。「部屋」というのは、心理的状態を表しているらしく、我々を形作るのが部屋であり、部屋を形作るのが我々らしいです。心の乱れは、部屋の乱れだとしたら、こんな摩訶不思議な世界を作り出した主人公の深層心理はかなり危ういのではないでしょうか…。心の安定って大事ですよね。2018/03/29

キムチ27

52
「フローリング…」が好みだった事で手を出したが、今2つ位の不消化。ていうか、脳がこの類を受け付けるキャパ無しというのが正解かな。ラスト50頁は、頭に状況再現しつつの遅読、独特の面白みで満足できたけど。半ばまでのダラダラ感、これが「バラード以降の世界のヴィジョンを再現させた傑作」たいうのか…他者の評価と認識だけしときます。 2023/06/10

りつこ

39
前半がリアルなだけに、え?こういう展開?!と後半にびっくり。でもたしかに冗長に感じるほど丁寧に描かれた前半があるから後半の展開に爽快感を感じられるのかも。家よりホテルの方がホッとする男がホテルに捕らわれてメタメタにされるって、怖いけどちょっとおかしい。ホラーのようでもありコメディのようでもあるな。映画向きかも。2017/09/16

keroppi

33
ホテルの不思議な空間に閉じ込められた男の話。この設定は面白いが、少し冗長に感じた。そう言えば、出張で泊まるビジネスホテルも、全国どこでも同じようで、今何処にいるのか、今何時なのか分からなくなる時があるなぁ。2017/09/09

Panzer Leader

32
「第102回海外作品読書会」イベント代理参加業の主人公の日常描写に興味が持てない上、延々と続くのでその時点でもう興味なし。謎を秘めたホテルをめぐる不条理SFなんだけどバラード+キング+ラヴクラフトなんて持ち上げすぎ。有名どこの作家の名前を出せば良いってもんではない。2018/01/28

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