内容説明
「ブルネイと日本の架け橋になる!」。堅い決意で赴任したのはいいものの、この国独特の「社会の壁」にぶち当たって仕事は何一つうまく行かず、おまけに上司からのパワハラに遭って、暗い日々の連続。そんな中、ストレス発散で中学時代に熱中したバドミントンを始めたのだが……。下っ端外交官が「世界一の金持ち王国」でなしとげた奇跡と感動の実話。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
澄
20
バドミントンで王様と知り合いになるというのは外交官とは関係ないような、、、久しぶりに海外で働きたくなった。いい内容です、一読を。2014/12/15
hnzwd
19
経産省官僚だった作者が外務省に出向し、外交官として資源国であるブルネイに赴任した日々を綴った一冊。ブルネイ王国に対してバドミントンという武器で挑み、王族や国全体を動かすまで行く成功談はなかなか痛快。家族との軋轢とかも描いていてリアル。2022/12/05
kakoboo
19
ブルネイに赴任後現地の事なかれ主義的雰囲気や上司からのいやがらせなど人間関係に悩むも、バドミントンを通じて様々な人とつながり、日本とブルネイをつなぐプロジェクトを最終的には手掛けるようになっていくスポーツ外交物語。 と思いきや、最後の最後で思いもよらない展開になっていくのにびっくりしました。 スポーツ外交からの○○○への流れがエネルギッシュで家族の一体感も感じられて少し涙がほろり。 とにもかくにもおもしろかったです。おすすめです。2015/01/10
ヨータン
18
マニアックなタイトルに惹かれて読みましたが、とても面白かったです。全く知らない国に来て、どのように地元に溶け込んでいったらいいのかというのが勉強になりました。やはりスポーツは溶け込むための最強のツールだなと思いました。それにしてもブルネイ人のバドミントン熱ってすごいんですね。2016/10/22
ちる
15
経済産業省の職員がブルネイの大使館で働く話。バドミントはきっかけであり、きっと著者の前向きな明るい性格があっての結果だと思う。自分も頑張ろうと思える良い本でした。2015/01/25