お江戸の意外な生活事情 - 衣食住から商売・教育・遊びまで

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お江戸の意外な生活事情 - 衣食住から商売・教育・遊びまで

  • 著者名:中江克己
  • 価格 ¥510(本体¥464)
  • PHP研究所(2017/03発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569575124

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内容説明

将軍家のお膝元・江戸は、すでに十八世紀ごろ人口百万、世界有数の消費都市だった。街は活気にあふれ、物見遊山が盛んになり、歌舞伎や寄席、浮世絵、洒落本などの文化も花開いていた。時代小説やテレビドラマ、映画などは、このころの江戸を舞台にしたものが少なくない。しかし、ドラマや映画を観ていて、もう一つよく理解できていないのは、江戸の庶民達はどのように暮らしていたかという具体的なことだ。一日の労働時間は何時間くらいだったのか、そして収入は、冬の寒さと夏の暑さをしのぐ衣服は、食べ物は、肝心の住まいは……と考え出すと意外とその実態を知らないことが多いのではないだろうか。本書は、衣・食・住・金・遊び・犯罪・労働の七つの視点から江戸の庶民の生活を浮き彫りにした江戸学の入門書といってよいだろう。本書の内容を知っていれば、小説の味わいも深まり、ドラマや映画の楽しみが増すことは間違いない。江戸ファン必読の一冊である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

真理そら

55
ジャンル別ではないのでサクッとした内容だがコンパクトにまとめられているので時代小説を読む時に便利なハンドブックという感じ。2020/02/28

καйυγα

13
江戸時代を生きる人々についてあれこれ書かれている。衣、食、住、金、遊、罪、働の7つにカテゴライズし江戸事情を記載する。内容が上手くまとめられており、さっと読み進められる。この本を読むだけで、江戸時代ならではの良さが伝わる。江戸時代に興味を持ち始めた人に打ってつけの本だと思う。なので深みはない2015/06/11

Maxshingo8

7
無興味読書(興味の無い本を読む取組)。戦国時代は好きだけども、江戸時代は地味で触れてこなかった。しかし、ふと手に取ってみると、質素な生活の中でも楽しみを見つけ、粋に暮らしている様子が窺い知れて面白かった。仕事帰りに握り寿司を食べたり、うな丼で贅沢したり、大食い大会や大酒大会まで開催していたなんて!ちなみに優勝者は7升5合。こりゃ化け物だ。2018/08/24

bluemint

7
江戸時代の衣食住などの日常生活について細かく丁寧にわかりやすく書いてある。特筆すべきは、ほとんどすべてに現在に換算した価格を書いてあること。もちろん社会制度が今とは大きく違っているので厳密な比較はできないが、それでもおおよその価格を知ることで生活の様子が身近になる。全体的に「今」の物価と同じかやや高めと思う。社会資本も充実しておらず、特に武士階級の困窮はひどかっただろう。時代を通じてベースアップはほとんどなかったようだから。とにかく現在価値に直した物価がわかるのがうれしい。レファ本にしよう。2018/08/09

S_Tomo🇺🇦🇯🇵

5
江戸時代の江戸を中心に街にすむ庶民の生活の実情を、衣食住金遊罪働の七章にまとめた一冊。まぁこの手の類似本とどうしても内容が似通うため、新鮮味はないが、物価についてはすべて一両を十万円に換算しているのが分かりやすい(最もその弊害もある)。これから江戸時代の庶民の生活について知りたい人の入門書としてはよい一冊。2014/07/29

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