日本の特別地域<br> 日本の特別地域 特別編集74 これでいいのか 富山県

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日本の特別地域
日本の特別地域 特別編集74 これでいいのか 富山県

  • ISBN:9784896375978

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内容説明

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地域批評シリーズ「富山県」は北陸地方では「福井県」「石川県」に次いで第三弾目となります。
北陸新幹線が開業し、多くの観光客が石川県金沢へ流れて行き、富山はダダの通過点となるだろうとの予測でしたが蓋を開けてみると意外に富山にも多くの観光客が来県している模様です。
もともと、富山県は石川県と一緒の県であり、明治後半に独立して富山県が誕生しました。
歴史を見ても、加賀藩の支藩であり、そのため、今でも石川県の下請け工場とも揶揄されています。
また、「富山の薬売り」は有名ですが、薬売りをしながら、各地方や京、江戸などの情報を手に入れ、つまり、今のスパイですが、その情報を加賀の殿様に伝えていました。
そのため、加賀の殿様は「富山の薬売り」を相当大事にしていたそうで、富山の人は薬売りがいたから加賀百万石として成り立ったのであり、富山のおかげで石川はあると県民は思っているようです。
富山は工業、漁業、農業とバランスよく発展をし、経済力も豊かでライトレールなど、まちづくりも斬新でアイデア豊富であり、
石川と比べ、新しいものにどんどんチャレンジして行き、全国から最も注目を集めてる県のひとつです。
その富山の秘密を解き明かして行きます。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジンベエ親分

24
140ページほどのムック形式の本としては1,300円と高額で購入をためらっていたが、立ち読みするとやたら面白かったので購入。じっくり読むとページあたりの文章量、情報量が多く非常に濃い内容。しかも情報の整理や分析が鋭く、唸る記述も多く見られ、非常に中身が濃い良本だった。特に平成の大合併や新幹線の新駅誘致等に関する記述は痛烈で、しかもユーモアに富んでいて非常に優れた批評と感じる。各都道府県や東京23区、政令指定都市等、74冊が刊行されているので、他の地域の本も読んでみたい。皆さんもご自分の地域のをぜひww2017/05/29

Akihiro Nishio

18
他の本も読んでみたが、結局このシリーズが一番優れている。市町における中心的な産業や企業についてレポートしし、イオンやアウトレットの出現や、高速道路の延伸で人の流れがどう変化したか、またそれにより近隣の住民の意識がどう変化したかなどにも触れられている。また、他の県のシリーズでも定番の合併に纏わるゴタゴタについての解説も、それぞれの市町の歴史やプライドを理解するのに役に立つ。本書で感じたのは、高岡はプライドが邪魔して合併時に下手を打ったなということ。これから黒部が伸びそう。今後も出張前には本シリーズを読む。2017/07/26

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