これで納得!よくわかる音楽用語のはなし――イタリアの日常会話から学ぶ

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これで納得!よくわかる音楽用語のはなし――イタリアの日常会話から学ぶ

  • ISBN:9784118802275

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内容説明

テヌートとソステヌートの違い、わかりますか?
レントとラルゴ、どっちが遅い?
イタリア人はアンダンテが「歩く速さだ」とは捉えていない!
ブリッランテの輝きとは、どんな輝きなのでしょうか?
ソルフェージュの原点は「ソ」と「ファ」の繰り返し!?

 解っているようで殆ど理解されてないのが、この「音楽用語」。日本では「楽語辞典」という特別な辞典が存在するため、音楽の専門用語と錯覚してしまっている方が少なくありません。実はその殆どが、今でもイタリア人が日常生活で使っている生きた言葉なのです。音楽は芸術の宝庫イタリアに有り!!ですから、幼稚園生も小学生も大人も何の苦もなく、音楽用語の意味する微妙なニュアンスを完全に把握しています。
 本書は、世界的ピアニスト関孝弘とイタリア人ラーゴ・マリアンジェラ夫妻が、「音楽用語」の真の意味を解き明かす書き下ろしエッセイです。レッスンや名曲に頻繁に現れる 70の音楽用語を取り上げ、それらの単語を使った日常会話例と写真、実際の楽曲例とそのワンポイント・メモを、更にコーヒーブレイクとして音楽用語にまつわる興味深い10個のコラムを織り交ぜながら、その言葉の持つ微妙なニュアンスが理解できるよう分かりやすく綴っています。
正に全ての音楽人へおくる、とっておき〈目からウロコの「音楽用語」のはなし〉です。この一冊によって、音楽することへの新しい世界が大きく広がることでしょう。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やっさん

140
★★★★ 知らないことや初めて知る事実が多すぎて恥ずかしかった。吹奏楽の指導者としても、オーケストラの演奏者としても、発想記号には〝より忠実〟でいたい。すべての道はローマに通ず。2018/03/03

aisu

12
音楽用語はイタリア語から来ている。イタリア語の元の意味から照らし合わせると、「早い・速い」ひとつ取っても微妙なニュアンスの違いがある。イタリア語の勉強になるなあと思ったが、覚えなきゃと思うと読書止まってしまうので、とりあえず最後まで読んだ。覚えたら勉強になりそう…。短い例文も覚えたら…。あと、ラルゴといえばこの曲といった感じでクラシックの名曲も紹介されているので、聞いてみたいなあ。2017/03/17

Haruka Fukuhara

4
音楽用語の話というよりは音楽用語を肴にしたイタリア文化・イタリア語の話という気もしたけど、とにかく面白かった。音楽の専門家が書いてるから音楽的にもしっかりとした本みたい。イタリア人面白いw2017/03/25

詩音

4
音楽の先生が授業中にお話されていたことを思い出しながら読みました。イタリア語の表現も載っていて勉強になりました2015/01/26

aoi

4
最近音楽用語に対し自分は不誠実だなと思うことがあったので再読。これを読むと普通の音楽用語辞典が、項目の多く便利な反面、曖昧であることがわかるし、演奏するに当たってのイメージがたくさん得られる。言葉は文化なしに語れないものだからありがたい。もっと多くの用語について書かれているものも欲しくなる。2014/12/05

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