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内容説明
ヒトの動きとモノの流れが、
いま、変わりはじめた――
気鋭のピューリッツァー賞ジャーナリストが描く交通(トランス)・(ポーテ)物流(ーション)の「見たくない現実」と「見えてきた希望」。
ネットで注文した商品がその日に届く。そんな「当たり前」を実現するために、世界中の交通・物流システムは悲鳴をあげ、崩壊の危機に直面している――。気鋭のピューリッツァー賞作家が、誰もが目をそらしたくなるような不都合な事実を詳らかにするとともに、自動運転車やAI(人工知能)、IoTなどに後押しされて始動しつつある「移動革命」の姿を展望する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kubottar
24
色々と難しい本だったが、コーヒーの話は印象深い。現在、とても安価に高品質のコーヒーを飲めているようで、実は工場でいつ焙煎されたかわからない、だから香りが全くしない、コーヒーのようなものを飲んでいる状態だと知って驚いた。輸送がまだ発達してない頃は生豆で売るのが当たり前で、各自がフライパン等で焙煎してその頃の方が遥かに美味しかったそうだと。有名メーカーのモノだから美味しくて当然と考えることの危険性がわかった。2018/05/16
shikada
16
現代の交通システム(特に車)はまだまだ野蛮で、発展途上だ、と論じる一冊。車は命と資源を浪費しながら走っている。自動車事故で、1日87人がアメリカでは亡くなっている。著者は、自動運転などの普及により、将来的に車の運転は、現在の乗馬のように、趣味の一つになると予測する。また、オンデマンドの自動運転車が普及すれば、駐車場は必要なくなり、そのスペースは地域社会のために使われる。きっと50年後の子どもたちは、ハンドルをぐるぐる回して手動で運転する車のことを、昔の車は原始的だったんだなぁと感じるんだろうな…。2019/10/22
koji
11
ざっと目を通し読了。アメリカの交通問題。移動は選択の問題。答えはカーマゲドンカーヘブンか?神のみぞ知っているのでしょうか?2017/08/20
イノ
11
人とモノの移動について。主にアメリカの車事情。 飛行機より危険で運転手の身を守るために大型化したら他の小型車や人々が犠牲になった>< 危険極まりない要素が統計で明らかになったが偏愛されているので問題にならない。 自動運転が全てを解決すると言わんばかりの論調で多分著者は車が嫌いなのだろう。 便利になる以外にもメリットは多くある。 最初はトラックとかの輸送から始まる。 日本と同じ様に道路や橋の老朽化が問題。 それ以外にも 船での輸送の仕組みと成り立ちとかが面白かった。2017/04/24
スプリント
10
人だけではなく物の移動も含めた物流の歴史と未来考察です。物からデータへの移行がさらに進んだ時、今の物流の仕組みでコストがペイできるのかが気になります。2019/04/30