内容説明
学校教育がアクティブ・ラーニングに変わる! 高校教員はとくに必読! 文科省が新学習指導要領で打ち出そうとしているアクティブ・ラーニングをわかりやすく紹介。その具体的なやり方から、成績を上げるための方法までわかる1冊!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぷりん
23
わかりやすかった。マニュアル通り実践とはいうものの、大前提に、教師と子どもの人間関係がよくなければ、教師の意図をくんで動く子どもはいないと思う。また、教師がしっかり明確な意図をもっていないと、子どもは、教師の意図をくめない。アクティブ・ラーニングが実践できれば、今足りないといわれる子どもの表現力・コミュニケーション能力は高まると思う。2016/01/10
yukiko-i
19
アクティブラーニングには以前より取り組んでいるが、体系的にわかりやすくまとめられている本。アクティブラーニングを部活にたとえて説明されていて、みんなに共感が得やすいと思った。2015/09/10
佐藤一臣
16
一斉授業よりA・Lの方がマシで成績向上に効果があると私も思う。しかし、一斉講義を一切してはいけないというのはどうか?講義した後にアクティブ・ラーニングじゃダメなのかな。そっちの方が効果があるように思うけど。5分以内で先生が説明を終わらせるというのは良いが、モジュール型でやるのがいいような気が。あと、A・Lのデメリットが3つあるって言ってたけど、そんだけ?しかも、目的・評価が明確でないとダメとかクラスの闇が顕在化とか保護者の説明責任とか先生側のデメリットだけじゃん。生徒側はデメリットないの?2017/09/11
ヘレン
13
アクティブ・ラーニング(AL)のスタート本としてはポイントを押さえて書いてある。「たとえ体験学習,グループワークなどでも教員による一方的な講義形式とは異なり、学修者の能動的な学修へ参加」でないとアウト。例えば理科の実験で、倫理的能力の成長は期待していない。「認知的、倫理的、社会的能力、教養、知識。経験を含めた汎用能力の育成」をしないとアウト。何でもいいわけじゃない。スーパーグローバルハイスクール(SGH)など拠点も置かれた。現場は、やるしかないだろうが、時間のゆとりを本当に生むのかな?そうなら嬉しい。2017/05/01
AKO
5
経済同友会の大学教育に求めるものなど、アクティブ・ラーニングが必要になってきた背景も少し書かれていたのが良かった。教育書ではあるが、世の流れがわかって、教員以外が読んでもおもしろいと思う。一人も見捨てずにというのが大きな軸なのね。定着してくると効果が上がってくるだろうと思う。このことに限らず、常に先を見据えていないといけないと改めて感じる。2017/01/08