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内容説明
ぼくたちは、昔はみんな子どもだった。子ども時代は楽しかった。あの場面、この場面。『郷愁の宝箱』には、過ぎし日の幾多の感動が詰まっている。ところが、残念ながら感動の中身を忘れてしまい、『宝箱』を開けずにいるお年寄りが多い。
ぼくは、宝箱の中身を連想によって引き出すことを考えた。それがこの本。
『郷愁の宝箱』を開けていただけただろうか? あなたの少年少女期が、じんわりと、しみじみと、うふふふ……と、芋づるのように出て来ただろうか?
宝箱の感動が少しでも取り出せたなら、本書の狙いはそこにあり、ぼくの願いも成就となる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よこたん
31
“あの頃、ラジオはみんなで聴くものだった。テレビはみんなで見るものだった。~食事とは、一家が揃うものだった。” 実家でこの本を広げていたら、親が、懐かしい!なつかしい♪を連発。丁度親世代に重なる内容で、散々聞かされていて今一つ分からなかった「自転車の三角乗り」が載っていてスッキリ。ねんねこ半纏、配置薬、徳用マッチ、赤チン、買い物かご、赤電話が懐かしい。魚屋さんの天井からぶら下がっていた蠅捕りリボン、最近売っているのを見つけて、うちの台所で活躍中。現在最新の物も、いつか懐かしいという時が来るのだろうか。2017/04/09
バニラ風味
27
昭和。子どもの頃は、その昭和の生活が、ずっと変わらず続くのだと思っていました。いろいろなものがなくなり、新しものがどんどん増えていくとは、あまり考えていませんでした。ご用聞き、赤チン、蠅取りリボン、オブラート…あった、あった!レトロな絵が、また、懐かしいです。昭和にタイムトラベルする「時穴みみか」を読んだ後だったので、この本、ちょっとリンクしました。2017/01/03
こぺたろう
9
正月休み、妻の実家で読了。Kindle Unlimited。私は今年で40半ば。本書で描かれている時代は、自分というよりも両親(もしくは祖父母)の世代かなと思います。とはいうものの、自分の子供の頃でもまだ残っているものもあったりして、中々楽しめました。そのうち、この本の平成版も出ないかな。出ていたら読みたいな。2025/01/02
Mik.Vicky
6
ちょうど私の親世代の話という感じだったが、蚊帳・行水・焚き火等、私世代まで残っているものの結構会った。最近、昭和は良かったと頻繁に感じるようになった。それだけ歳を取ってきたと言うことだろう。2018/04/15
よっし~
4
さすがに生まれはここまで昔ではないけど、昭和のノスタルジックは十分感じることが出来た。古き良きとは言わないが、不便でことが風情があり、またおおらかさもいい時代だったなと思う。2022/03/24