河出文庫<br> 江戸の都市伝説

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河出文庫
江戸の都市伝説

  • 著者名:志村有弘【編】
  • 価格 ¥726(本体¥660)
  • 河出書房新社(2016/07発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784309410159

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内容説明

あ、あのこわい話はこれだったのか、という発見に満ちた、江戸の不思議な都市伝説を収集した決定版。ハーンの題材になった「茶碗の中の顔」、各地に分布する飴買い女の幽霊、「池袋の女」など。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シガー&シュガー

14
ただの怪談・奇談よりも因縁話の体裁が整っているので「都市伝説」なのかな。飴屋幽霊など聞いた話もあったけれど、初めて読むような話も多くて楽しめました。特に困窮した武士の食い詰めた話がいくつかあって、怪談というより悲話だったのが印象に残りました。動物が祟る話も多くて、そこも変わってたかも。新著聞集からの収録が多いのかな?機会があればあたってみたいです。【真夏のホラー・怪談読書月間(2017)】参加2017/08/15

misui

6
「茶碗の中の顔」「池袋の女」「幽霊飴」など有名な話がちらほら。倫理を説くものは実際の仕置の苛烈さもあってインパクトはあるものの「価値観が違うな」以上の感想はない。やたら死人が蘇生してるのが印象に残った。2022/07/23

リトル・リン

3
聊斎志異や神仙伝、捜神記。日本の作品ですと遠野物語の様な作品が好きで読んでみたのですが、江戸時代と言う事もあり、吝嗇の話が多い等しゃばっ気が強い内容でした。ファンタジーは野趣溢れる作品が好みです。2015/12/19

千冬

3
こわいこわい江戸時代の奇談・怪談集。現代に通ずるどろどろとした人間模様もあれば、江戸時代らしい動物の報復、報恩譚もある。とにかく怖い話がほとんどだけど、ちょこちょこと挟まるちょっといい話が潤いになる。2010/09/17

チュルちゃん

1
聞いた事ある、知ってるという話は無かった。自分がその辺に無知なだけだろうけど。祖父のお葬式だかの時に生き返るかもだから一、ニ日寝かすんだよ、と教えてもらった記憶がある。江戸時代に実際にそういう例が幾つかあったんだね。そういうのがあったからおいておくようになったのかなと思う。実際、高校の国語の先生(今80代くらいかな?)が若い頃に親戚か近所の爺さんが2回死んで2回生き返ったと話していた。爺さん曰く、川の向こうで祖父母、親が手を振っていたのでそちらに行こうと川に足を入れたら冷たくてそこで目が覚めたとの事。2023/12/31

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