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内容説明
2015年9月に亡くなった伝説の女優・原節子の最初の2年。デビューからたった2年で、彼女は『新しき土』という日独合作映画のヒロインに選ばれる。大戦前の激動する世界と映画史の中で、少女が女優に目覚めていく日々を丹念に描く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
にやり2世
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内容が原節子じゃなく日本映画のことがほとんどだから、彼女の物語というタイトルはやめてもらいたい。彼女のことを知りたい人は読まないほうがいい。2017/12/12
marsh
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1920年生まれの会田昌江が義兄熊谷久虎(映画監督)との縁で映画界に入り、日活多摩川でデビュー作「ためらう勿れ若人よ」を撮ったのが1935年。そして日独合作の問題作「新しき土」で主役を演じプロモーションのため独・仏・米を船旅で巡ったのが1937年でした。この2年間にフォーカスを当てて若き原節子を当時の関係者のインタビュー記事などから描いた意欲作です。後の大女優の戦前のデビュー当時のエピソードからアーノルド・ファンク、伊丹万作監督合作の主演抜擢の経緯など大変興味深い内容でした。2016/06/12