中公新書<br> 鉄道会社の経営 ローカル線からエキナカまで

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中公新書
鉄道会社の経営 ローカル線からエキナカまで

  • 著者名:佐藤信之【著】
  • 価格 ¥1,034(本体¥940)
  • 中央公論新社(2016/04発売)
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  • ISBN:9784121022455

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内容説明

通勤通学に欠かせない大都市の路線、飛行機と熾烈な競争を繰り広げる新幹線、風光明媚なローカル線……。日本の鉄道はバラエティに富んでいるが、それらの経営はいったいどのようにして成り立っているのだろうか。観光に活路を見出す地方私鉄、エキナカで増収を図るJRなど、身近にありながら知ることの少ない鉄道会社の経営について、歴史と現状を解説。さらに今後の鉄道を、誰が、どうやって維持していくかを提言する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あきあかね

31
 日本の鉄道の特徴や鉄道経営の実態、多種多様な増収のための取組がまとめられている。ターミナル駅や行楽地等の開発、新幹線の整備、相互直通運転、観光列車、エキナカビジネスなど、各地の各時代の豊富な事例が盛り沢山だ。 冒頭の津軽鉄道とJR東日本の対比にも見られるように、鉄道会社と一口に言っても、売上高や路線距離、職員数、鉄道以外の事業の比率、沿線地域の特性、他の交通モードとの競合関係など、鉄道会社毎に千差万別であり、ある成功事例を他の会社に単純に当てはめてもうまくいかないだろう。⇒2020/02/07

活字の旅遊人

26
これも途中のままだった。最初から読み直し。2013年出版で、今や評価が異なる話も。が、鉄道会社が手掛けてきた運行努力の他、観光開発や宅地開発の歴史をまとめてあり、興味深く読めた。大都市圏の公共交通網整備史もよく分かった。最終章「必要な鉄道の維持のために」に至り、公共性が強い民間企業に対するこの国の姿勢を、改めて考えさせられた。電力会社や医療機関も鉄道会社と同様の苦しめられ方をしていないか?こういう事業を守らずに、国民の生活を担保できるのか?「会社の経営」という書名だが、感想は、「税金のとり方、使い方」に。2021/02/13

onasu

21
鉄ネタ好きには、ムフッてとこも数あるけど、副題が示す通り、いかにも広範囲の鉄道会社のあの手この手。色々読めるのは、いいのだけど、総花的で…。  最寄りの線の複々線&高架化、乗換の利便性には、関心があったので、これはどんぴしゃ。急行線、緩行線の上下線セットは、敷設のみ優先で、利便性が置き去り。  JR東日本の宅地開発、そう言や吊り広告、見ないと思いきや…。  エキナカの商業施設への課税強化には納得。載っていないけど、民営化後は駅ソパが不味い。  今年の旅の目途は、車で出掛けても、その地の鉄道に乗ろうだな。2014/02/07

きいち

17
鉄道を企業として、経営の側面から追いかけた一冊。それにしても、鉄道って不思議な事業だなあ、と思う。ビジネスとして決して魅力的な産業ではない一方で、社会的な問題になるほど衰退しているわけでも決してない、にもかかわらず、関心を抱かずにはおれない、何かフェティッシュなものを感じてしまう。私自身、中学生のときのはまった経験を、その後離れてもこうして数十年も引きずって、コミュニティへの貢献、環境負荷の小ささ、一生懸命ポジティブなポイントを探してしまうのが不思議。「祝!三陸鉄道の完全復旧!」と喜ぶ自分がいるのだもの…2014/01/31

中島直人

10
(図書館)マニアックな豆知識のオンパレード。経営は関係ないかと。2019/09/23

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