内容説明
たくさんの子どもが駆け抜けた昭和30~40年代。
やっちゃんは、あの頃どこにでもいた女の子。
原っぱ、駄菓子屋、紙芝居、雑誌の付録……。
イラストと漫画で綴る、懐かしい日々がいっぱい詰まった昭和の子どもブックです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chimako
84
昭和の子どもたちは当たり前に親の言うことを聞き、先生のいうことも聞き、あんまり難しいことは考えてなかった。ちょうど小学校にあがったのが30年代の終わり頃。やっちゃんより少し年下かな?学芸会や遠足やおつかいや夏休み。そうそう、ゴム跳びのときはスカートの裾をパンツに入れてブルマみたいにしてた。身体測定も男女一緒でパンツだけ。今なら考えてられないよね。いじめがなかったわけじゃないし、先生も親も怖かったし、そんなに娯楽があったわけじゃないけどすごく懐かしい。地域限定の遊びもきっとあったんだろうな。何して遊んだ?2015/12/15
美登利
64
画像が出てないね。これは絵がノスタルジックですごく可愛いのに、残念。ロコさんは昭和24年の北海道生まれ。15歳年上なのと、関東とは時代背景もかなり違うなと思います。でも半分くらいの内容が私が小学生の頃と重なっていて、大変懐かしいです。駄菓子などは今でもその商品があるような気もしますが、昔は確実に1つずつビニールに入ってるなんてことは無かったですね。お正月には晴れ着を着ましたよ。いつからか晴れ着と普段着の差が無くなったね。ロコさんが、サンリオでパティ&ジミーを生み出した!ということに驚いてます。2015/10/16
kinkin
62
著者は昭和24年生まれ。今、団塊の世代と呼ばれる方が一番懐かしいのではないかな。私は少し下、それでも三角ベースで遊んだり、おつかいもしたし、霜焼けにもなった。木造校舎に木の机、先生の言うことはいつも正しかった。うちに帰って勉強することもなかったがしつけは厳しかった。まさに三丁目の夕日の時代。給食にバナナの半分が出ただけで嬉しい一日だったことを思い出した。2015/12/21
MOKIZAN
28
10年超先輩の回顧記ですが、木造校舎、2人で1脚の机(中央に年ごとに深くなる切り込み入り)から、押し売りのゴムひもまで、殆どの挿し絵に思い当たる記憶がありました。ぎょう虫検査は既にフィルムでしたが(ポキールもらえなかった)。馬とびや連れ立ちションベン、ひみつ基地はいずこへ、立たされ坊主なんか今どきやって大丈夫でしょうか。時がより前とはいえ、著者の学校では休んだ児童のパンを、自宅に届けるのが当たり前だったという。私らのときではあり得ない美談であります。教育投資に熱心な当市、私の給食体験は結局4年間でした。2017/01/09
馨
25
昭和30~40年代の小学生の生活って感じです。生まれていないけどなんか懐かしい。不便な生活の中でも知恵を絞って何とか生活しようとするお母さんとか凄いなぁと思います。また子供たちはなんでも楽しんでいるなぁという感じ。「りぼん」や「なかよし」が昭和30年にすでにあったこともびっくり!2015/09/20