内容説明
六呂田録郎は娘と犬と暮らす推理作家。自分と同じ名前の私立探偵が主人公の推理小説を執筆している。ところがある日、「探偵さんですよね?」と声をかけられた。六呂田は思わず依頼を引き受けてしまう。締め切りが近いのに、原稿につまっていたからだ――。はたして、妄想癖の遅筆作家に探偵がこなせるのか? 横溝正史ミステリ大賞落選作『夕暮れ密室』で、受賞作に匹敵する話題を攫った著者が描く、異色のハードボイルド妄想系。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
96
連作短編集。バカミス?。冷蔵庫のくだりなんかやっちゃったよと思ったら案の定・・・。これでニャオキ賞も取れる?。2016/01/22
coco夏ko10角
24
このゆる~い感じ、嫌いじゃないけど…。数日毎に1話ずつだらだらと読むくらいがちょうどいいかも。2016/03/27
雪紫
23
「これって簡易版の奇書を書こうとしてるのか?」(読んでる最中)「単なる日常系だった」(読了後)。自分と同じ名前の探偵を使ってる推理作家と彼の娘や愛犬との家族の日常物。狙って書いてるんだろうけど何処までが彼の日常で何処までが創作及び妄想か終盤までわからない(娘や愛犬モモちゃんもまさか創作のキャラかも感が抜けなかったし)。事件らしきものは周りで起きてるもののミステリ要素は・・・皆無に等しい。ある意味現実と妄想のごっちゃを奇書扱いしたら、いいのかな?2019/11/12
外道皇帝
5
これはどうにも受け付けられなかった。何が描きたいのかさっぱり分からない。ミステリでもないしお笑いでもない、作家の妄想ギャグ小説?。久々に放り投げたくなった小説でした。わしには合わなかった、時間の無駄でした、超残念。2016/02/05
ふなちゃん
4
図書館本。悪くはなかった。結構好きな村崎さんの新刊です。基本的にごった煮なんだけど それもいい感じ。なかなか秀逸なトリックがあるんですが 本筋とは全く関係ないとか(笑)村崎さんらしいのかな。それなりにおすすめします。2016/02/08