- ホーム
- > 電子書籍
- > ビジネス・経営・経済
内容説明
見物料を取って競技を見せる、現代につながる「スポーツ興行」の始まりは、何と、日本の江戸時代に行われていた、勧進相撲だった。日本人は、スポーツをビジネスにするという、先見の明があった。しかし、現在では、欧米諸国に大きく後れを取ってしまっている。たとえば野球。アメリカのメジャーリーグ選手の平均年俸は5億円であるが、日本のプロ野球1軍選手では、6500万円である。ここまでの差は、どこから生じているのか。また、アメリカで最も人気のあるプロスポーツであるアメフトの、NFLに所属するチームの経営は、シーズン開始前から、全球団黒字が確定している。それはなぜなのか……など、ビジネスノウハウとして、日本のスポーツビジネスには、これからの課題が山積みであるようだ。本書では、東京大学出身のプロ野球選手として有名な著者が、選手経験、球団経営経験、留学、現地視察経験など、多彩な視点から、今後の成功法則を考える。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yyhhyy
2
球団経営経験者が大リーグや欧州サッカーのスタジアムとチームと市の関係をヒアリングしたもの。市の考え方が各国で違うのだということなどがわかる2018/07/27
SU
1
かなり前に出された前著と内容被っていた部分が有った。でも、ヨーロッパの記述は勉強になりした。2018/02/03
しょーえー
1
スポーツを取り巻く環境はアメリカと日本では全く異なることが分かった。アメリカでは自治体が球場の建設・修繕の資金援助をしてくれるそうだ。日本で今からそんなシステムを作るのは不可能だが、とても魅力的だった。個人的には、ドイツのレバークーゼンのバイエルが運営する、トップ選手から一般の人まで広くスポーツに関わることができるスポーツクラブが素晴らしいと思った2017/02/16
harmony1116
1
知らなかったこともありますが、全般的にネタ古いですね。もっと先を考察する記述があればもっと良かったです。2016/02/14
あつだい
1
スポーツの経済学というよりスポーツ業界のお金についての本。2016/01/16